PayPay銀行のビジネスローンの評判・口コミはあまり見かけませんが、「会社の業歴が2年以上必要」「個人事業主もOK」ということ以外は、GMOあんしんワイドに似ています。
(公式HPより)
その審査難易度もネット銀行のビジネスローンということもあり、申し込み条件を満たしていれば、そこまで難しいものではありません。
ただし、PayPay銀行のビジネスローンに審査落ちしたという人も一定数いました。
PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちする理由と、審査に落ちた場合の対応策は以下のとおりです。
PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちする理由
PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちした場合にやるべき対応策
最も速効性があるのが、「他の審査の甘いビジネスローン業者に申し込みする」ということです。
もちろん他にも打開策はありますが、これが1番早いです。
PayPay銀行に代わるおすすめのビジネスローン
2014年 EY新日本有限責任監査法人 入所
2021年 ニューラルグループ株式会社 入社
2022年 株式会社フォーカスチャネル取締役 就任
2024年 太田昌明公認会計士・税理士事務所 開業
2024年 ARMS会計株式会社 代表取締役社長
前職では上場会社の経理財務部長として勤務し、現在は経理・財務支援サービス会社を経営しています。
財務担当として銀行取引経験があり、メガバンク・地方銀行・日本政策金融公庫などの対応をしていました。
PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちした場合にやるべきこと3選
PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちした場合にやるべきことは、以下の3つあります。
特に、1番目は最優先で今すぐやるべき対策です。
以下、それぞれ解説します。
【最優先】今すぐ他のビジネスローンに申し込みをする
PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちした場合、まず今すぐ他のビジネスローン業者にも申し込みをしてください。
これは最優先で今すぐやるべきことです。
そもそも、ビジネスローンで審査が通るかどうかは申し込みをしてみないと分かりません。
審査には時間がかかりますし、待っている時間が1番ムダです。
「審査を通りやすくする方法」などの情報収集をするのも良いですが、それは他社で申し込みをしてからやるべき事です。
ビジネスローンの審査は「独自審査」のため、業者ごとに審査基準が異なり、ビジネスローン業者を変えただけで審査が通ったという事例は多々あります。
とにかく今すぐ、審査の甘いビジネスローン業者で申し込みをすべきです。
なお、他のビジネスローン業者を探す際には、最低でも以下の点を確認してください。
- 審査にかかる時間が短いかどうか
- 必要な書類が少なく、すぐに準備可能かどうか
- 対面での審査が不要で、手続きがすべてオンラインで完了できるかどうか
審査時間が短く、必要書類が少なく、オンラインで完結すれば、申請~融資実行までに時間と手間をかけずに借入することができます。
PayPay銀行に代わるおすすめのビジネスローン業者【比較表】は、記事末尾で紹介しています。
審査が銀行より厳しくないノンバンク系のビジネスローンに申し込みをする
PayPay銀行の法人融資が通らなかった場合、審査が銀行より厳しくないノンバンク系のビジネスローンに申し込みをすることをおすすめします。
なぜなら、ノンバンク系の方が銀行に比べて審査基準が緩やかで、柔軟に対応してもらえる可能性が高いからです。
銀行は低金利で融資を提供するため、顧客の信用力(財務状況や事業の安定性)を厳密に評価します。
一方で、ノンバンク系のビジネスローンは「過去の信用情報」よりも「将来の売上」や「短期的な返済能力」に重きを置く傾向があり、比較的審査が通りやすいと言えます。
そのため、PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちした場合は、ノンバンク系のビジネスローンに申請することをおすすめします。
担保・保証人を設定するビジネスローンに申し込みする
ビジネスローンの審査通過率を手軽に高める方法の一つとして、担保や保証人を設定することが挙げられます。
そのため、迅速に審査通過率を上げたい場合は、担保や保証人の設定が可能なビジネスローンに申し込むことをおすすめします。
ただし、担保や保証人を設定する場合、契約までの手続きが複雑になる場合があるため、担保や保証付き融資に精通している業者を選ぶようにしましょう。
なお、担保付き融資に精通しているビジネスローン業者は、以下の通りです。
また、PayPay銀行の代替となるおすすめのビジネスローン業者は、記事末尾で紹介しています。
PayPay銀行のビジネスローンで審査落ちする理由5選
PayPay銀行のビジネスローンでは審査落ちの理由を公開してくれません。
ただし、私の長いキャリアにおいて「ビジネスローンで審査落ちするケース」の大半が、以下のパターンのいずれかに該当します。
以下、それぞれ解説します。
PayPay銀行のビジネスローンは人によって審査が厳しい
PayPay銀行のビジネスローン審査については、人によっては厳しいと感じる場合があるようです。
PayPay銀行のビジネスローンは、必要書類が原則不要で審査申し込みが可能というメリットがあります。
一方で、最低2期以上の業歴が必要であったり、審査状況によって追加書類の提出が求められるため、審査が難しくなることがあります。
そのため、創業直後の方や事業実績がまだ十分でない方の場合、審査に通らないケースがあります。
そのため、PayPay銀行のビジネスローンで審査に落ちた際には、審査通過がしやすい他のビジネスローンへの申請をおすすめします。
PayPay銀行のビジネスローンに提出した届け出内容や必要書類に不備がある
PayPay銀行に提出した届け出内容や必要書類に不備があると、審査落ちする可能性が高くなります。
なぜなら、PayPay銀行のビジネスローンは原則として必要書類がなく提出物が無い代わりに、申請内容に不備があると正確な審査を実施できず審査落ちするケースがあるからです。
PayPay銀行などは、スコアリングモデルを活用した融資を実施しており、情報に不備があると正しい融資判断が行えません。
(参考:金融庁「「中小企業金融の円滑化策の浸透を示す事例について」のヒアリング結果概要」)
そのため、審査に通過する可能性を少しでも高めるためには、申し込み時の記載事項を漏れや不足がないように、正確に入力することが重要です。
また、届け出した内容を裏付けるために必要書類の提出を求められることがあり、申請内容と整合した正しい書類を提出できないと審査落ちするため注意が必要です。
借入希望金額が「事業の収益性」や「事業主の信用力」と比較して大きすぎる
借入希望金額が「事業の収益性」や「事業主の信用力」と比較して大きすぎると、PayPay銀行のビジネスローンに審査落ちする可能性が高くなります。
なぜなら、ビジネスローン業者は貸し倒れのリスクを回避するために、利用者の返済能力を考慮して融資額を設定しているからです。
そのため、返済能力を判断するための「事業の収益性」や「事業主の信用力」が審査され、これらが借入希望金額と比較して不足していると審査落ちする可能性があります。
したがって、審査通過率を高めるには「事業の収益性」などに基づいた現実的な借入希望金額にする必要があります。
融資限度の目安は、「自己資金の3倍~10倍までのレンジ」「月商の3~6ヶ月分」と言われています。
過去の支払い遅延が原因で信用情報に問題が生じている
過去の支払い遅延が原因で信用情報に問題が生じていると、PayPay銀行のビジネスローン審査に審査落ちする可能性が高くなります。
なぜなら、借入しても再び支払いが滞るリスクがあると判断されてしまうからです。
また、信用情報に影響を与えるのは、銀行などの借り入れや返済だけではなく、携帯電話料金の支払い遅延も大きな影響を及ぼします。
私が目の当たりにした事例では、知人の公認会計士(年収800万円以上)が金融機関に取引を申し込んだ際、過去に携帯電話料金を支払わなかったことが原因で審査落ちしました。
このように、どれほど年収や資産があったとしても、たった1回の支払い遅延が信用情報に傷をつけ、融資やその他の金融取引を断られるリスクが非常に高くなります。
したがって、金融機関や携帯電話会社への支払いは必ず期限内に行うことが重要です。
もし支払いが難しい場合には、事前に連絡をして支払いスケジュールの見直しを依頼するなど、「滞納」扱いにならないように対応することが大切です。
PayPay銀行のビジネスローンの独自審査基準に抵触した
元も子もありませんが、結局のところビジネスローンでの審査落ちの「明確な理由」は分かりません。
なぜなら、ビジネスローンは通常の銀行融資などとは異なり、独自審査の基準が多く、ビジネスローン業者・個々の利用者によって審査落ち理由が全く異なるからです。
これは裏を返せば、Aというビジネスローン業者で審査落ちしても、Bというビジネスローン業者で審査通過するケースがあるということです。
だからこそ、今すぐ別のビジネスローン業者にも申し込みをしておくべきです。
PayPay銀行は、ビジネスローンの中では審査に時間がかかるという難点がありますが、他社ではそこまで時間を要しないケースが大半です。
PayPay銀行のビジネスローンの審査落ちに関するよくある疑問・回答
PayPay銀行のビジネスローンの審査落ちに関するよくある質問・回答をまとめました。
PayPay銀行ビジネスローンの審査は何日くらいかかりますか?
PayPay銀行ビジネスローンの審査は、2~3営業日かかる傾向があります。
ただし、最短は翌営業日です。
また、PayPay銀行のビジネス用口座を持っていなかったり、法人代表者の連帯保証が必要な場合は、別途手続に一定の日数がかかります。
(参考:公式HP「【ビジネスローン】申込後、何日で資金の借り入れができますか。」)
銀行ローン審査に通らない理由は何ですか?
銀行ローン審査に通らない理由は、一般的には以下のとおりです。
- 信用情報の問題
- 事業の収益性が無い
- 届出した内容や書類に不備や不足がある
- 融資希望に対する与信枠が足りない
- 銀行のポリシーによる審査判断
なお、銀行ローン審査に通らない理由の詳細は、先述のとおりです。
PayPayのビジネスローンはいくらまで借りられますか?
PayPayのビジネスローンは、最大1,000万円まで借りられます。
(法人・個人事業主ともに最大1,000万円まで借入可能です)
paypay銀行のビジネスローンの審査結果来ない場合は?
PayPay銀行のビジネスローンの審査結果は、電話かメールで必ず伝達されます。
そのため、PayPay銀行のビジネスローンの審査結果が来ない場合、PayPay銀行に問い合わせをして確認しましょう。
なお、審査は「PayPay銀行」と保証会社の「アイフル株式会社」の審査があるため、審査に1週間程度の時間がかかってしまう場合もあります。
PayPay銀行のビジネスローンの審査状況はどこから分かる?
PayPay銀行のビジネスローンの審査状況をどうしても知りたい場合は、PayPay銀行に問い合わせをしましょう。
電話番号は、「ビジネスローンお申込受付のお知らせ」メールに記載のとおりです。
なお、審査は最短1営業日ですが、審査状況により1週間程度かかってしまうこともあります。
なぜなら、審査は「PayPay銀行」のみでなく、保証会社の「アイフル株式会社」の審査もあるからです。
paypay銀行のビジネスローンの審査日数は?
PayPay銀行のビジネスローンの審査日数は、最短1営業日です。
ただし、ビジネスアカウントの有無で、審査時間は変動し、1週間程度に伸びることもあります。
paypay銀行のビジネスローンは電話窓口はありますか?
はい、PayPay銀行のビジネスローンは、電話相談窓口があります。
0120-369-079(通話料無料)
引用:公式HP「【ビジネスローン】返済についての相談窓口を教えてください。」
受付時間/平日9時~17時
休業日/土曜日・日曜日・祝日、12月31日~1月3日
【比較表】PayPay銀行に代わるビジネスローンおすすめ
PayPay銀行に代わるおすすめのビジネスローンは、以下のとおりです。
(法人向け・個人事業主向けで、それぞれタブで切り替えが可能です)
上記の比較表から、PayPay銀行に代わるビジネスローンへ申請しましょう。