個人事業主におすすめのファクタリング業者ランキング17選

個人事業主におすすめのファクタリング

個人事業主に最もおすすめのファクタリングは、ククモ(QuQuMo)です。

その理由は、審査通過率が98%と業界トップクラスで、必要書類がわずか2点のみ、さらに最短2時間での入金が可能というスピード感のあるサービスだからです。

下の図では、個人事業主向けのファクタリング業者17社を、審査通過率が高い順に並べています。

個人事業主におすすめのファクタリング業者17社

上部に位置しているファクタリング業者ほど、個人事業主でも比較的審査に通りやすい傾向があります。

個人事業主向けのファクタリングサービスは年々増えており、最近では銀行や信用金庫でも個人事業主向けの資金調達手段としてクラウドファクタリングが展開されています。
(例:松本信用金庫クラウドファクタリングなど)

ただし、その反面、個人事業主向けのファクタリング業者は数が非常に多く、特に初めて利用する方にとってはどの業者を選べばいいのか分かりづらいのが現状です。

正直なところ、個人向けのファクタリング業者には玉石混交で、一人で運営していそうな信頼性に欠けるサービスも存在します。

だからこそ、必ず中堅規模以上の実績があり、個人事業主でも審査に通りやすい信頼性の高い業者を選ぶことが重要です。(聞き慣れない業者には安易に申し込まないのが無難です)

各業者の詳細を確認したい方は、以下のリストからそれぞれチェックしてみてください。

本記事のまとめ
  • 個人事業主に最もおすすめのファクタリングはククモ(QuQuMo)!審査通過率は98%以上で、必要書類はたったの2点
  • 個人事業主は審査に落ちるケースが多いため、最初から複数社を併用する前提で進めるのが安心
  • 売掛先が個人の請求書を現金化したいなら、ペイトナー一択
  • みんなのファクタリングは、以前は個人事業主にとって審査が比較的通りやすかったが、最近は審査が厳しくなっている
  • 個人事業主向けの資金調達方法として、ファクタリング以外を考えるなら「請求書カード払い」がおすすめ
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個人向けおすすめファクタリング
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質問 1 / 3
執筆者情報

1988年生まれ
公認会計士税理士

前職では上場会社の財務部長・経理部長として勤務し、現在は経理・財務支援サービス会社を経営しています。
主に、個人事業主・フリーランス・中小企業などの資金調達・融資支援を行っています。
財務担当として銀行取引経験があり、メガバンク・地方銀行・日本政策金融公庫などの対応をしていました。ファクタリング取引は、自ら利用した経験もあります。


目次

個人事業主におすすめのファクタリング一覧!17選を徹底比較して紹介

紙幣

個人事業主向けのファクタリングサービスは、全部で17社あります。

下の図は、これら17社を「審査通過率」と「入金スピード」の2つの軸で比較したものです。

個人事業主向けファクタリングの比較図

上の図を見ることで、各ファクタリング業者のおおよその位置づけが把握できると思います。

さらに詳しい項目で比較したい場合は、下記の比較表をぜひ参考にしてください。

スクロールできます
比較項目 ククモ(QuQuMo) ペイトナー ラボル 日本中小企業金融サポート機構 ビートレーディング AGビジネスサポート PMG ベストファクター フリーナンス ペイトゥデイ(PAYTODAY) メンターキャピタル バイオン トップマネジメント えんナビ FinFin オルタ(OLTA) みんなのファクタリング
業者
ククモ(QuQuMo)
ペイトナー
ラボル(labol)
日本中小企業金融サポート機構
ビートレーディング
AGビジネスサポート
PMG
ベストファクター
フリーナンス(FREENANCE)
ペイトゥデイ(PAYTODAY)
メンターキャピタル
バイオン
トップマネジメント
えんナビ
FinFin
オルタ(olta)
みんなのファクタリング
審査通過率 98%以上 非公開 非公開 非公開 非公開 非公開 90%以上 92.25% 非公開 80%以上 92% 非公開 非公開 非公開 非公開 非公開 非公開
入金スピード 最短2時間 最短10分 最短30分 最短3時間 最短2時間 最短即日 最短2時間 最短即日 最短30分 最短30分 最短即日 最短1時間 最短即日 最短1日 最短当日 最短24時間 最短60分
買取可能枠 1円~ 1万円~150万円 1万円~ 下限なし・上限なし 下限なし・上限なし 10万円~ 30万円~ 30万円~1億円 1万円~ 10万円~ 30万円~1億円 5万円~1,000万円 30万円~3億円 50万円~5,000万円 1万円~ 1万円~ 1万円~
初回の利用制限 無制限 1~30万円で利用可 15~45万円で利用可 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 50万円まで利用可
個人間取引
手数料 1%~14.8% 一律10% 一律10% 1.5%~ 2%~ 2%~12% 2%~11.5% 2%~20% 3%~10% 1%~9.5% 2%~ 一律10% 3.5%~12.5% 非公開 3%~10% 2%~9% 非公開
必要書類 ・通帳コピー
・請求書
・通帳コピー
・請求書
・通帳コピー
・請求書
・エビデンス
・口座の入出金履歴(直近3か月分)
・売掛金に関する資料(請求書、契約書など)
※身分証不要
・口座の入出金明細(直近2か月分)
・売掛債権に関する資料(契約書、発注書、請求書など)
※必要に応じてその他書類を求められる
・通帳
・請求書
・入金済みの請求書(上記と同一の売掛先)
・通帳コピー
・請求書
・決算書
・通帳コピー
・請求書
・見積書
・通帳コピー
・請求書
・取引を示すエビデンス
・通帳コピー
・請求書
・直近の決算書
・通帳コピー
・請求書
・契約書
・通帳コピー
・請求書
・直近の決算書
・直近の確定申告書
・入出金明細(7ヶ月分)
・請求書
・決算書
非公開 ・通帳コピー
・請求書
・通帳コピー
・請求書
・決算書
・通帳コピー
・請求書
・請求書の疎明資料
※必要に応じてその他書類を求められる
公式サイト
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他社と比較

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個人事業主がファクタリング業者を選ぶ際は、まず「審査通過率」「入金までの速さ」「買取可能な金額枠」の3つのポイントで比較するのがおすすめです。

ちなみに、個人事業主に最もおすすめなのはククモ(QuQuMo)であることは、上の比較表を見れば一目で分かるでしょう。

ククモ(QuQuMo)は審査通過率98%で最短2時間のスピード入金が可能

ククモのHP

個人事業主に最もおすすめできるファクタリング業者は、ククモ(QuQuMo)です。

審査通過率が98%以上と非常に高いため、法人よりも審査に通りにくい傾向のある個人事業主でも、安心して申し込めます。

さらに、必要書類は「請求書」と「通帳コピー」の2点だけで済む手軽さも魅力で、個人事業主やフリーランスの方から特に支持されています。

QuQuMoの必要書類

2点の書類のみ
面倒な書類は不要
請求書・通帳の2点のみ

引用元:QuQuMo online公式サイト

さらに、ククモ(QuQuMo)は「高品質(Quality)」「スピーディ(Quick)」「資金調達(Money)」の頭文字から名付けられており、その名の通り、最短2時間での入金というスピード感が大きな魅力です。

QuQuMoの入金スピード

最速2時間
申込から入金まで最速2時間
急な入用に最適

引用元:QuQuMo online公式サイト

債権譲渡登記も必要なく、スマホだけで手続きを完結できるため、余計な手間やコストをかけずにファクタリングを利用できます。

利用条件の面でもトップクラスで、ククモは個人事業主に最もおすすめできるファクタリング業者です。

審査通過率98%以上
入金スピード最短2時間
買取可能枠無制限
個人間取引
手数料1%~14.8%
必要書類通帳コピー・請求書
電話確認なし
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
ククモ(QuQuMo)のおすすめポイント
  • すべてのファクタリング業者の中でも特に審査通過率が高い
  • 必要書類は通帳と請求書の2点だけでOK
  • スマホだけで最短2時間で資金化できる

\ 平均の審査通過率98%

/ 最低手数料1%~

ペイトナーは個人間取引でも請求書の現金化が可能

ペイトナーファクタリングのHP

ペイトナーは、他社ではあまり取り扱われない「個人間取引」にも対応している珍しいファクタリングサービスです。

初回は最大30万円までという上限がありますが、手数料は一律10%で、スムーズに資金化できます。

個人間でも利用できますか?

請求書に関し、請求内容及び請求先に指定はございませんので、個人間でもご利用いただけます。

(引用:ペイトナー公式|よくある質問

多くのファクタリング会社は売掛先が法人であることを前提としていますが、ペイトナーは個人事業主同士の取引にも対応している点が特徴です。

例えば、個人間の受発注で発行された請求書があれば、必要書類を提出することで資金化できる可能性があります。

また、提出する書類は請求書と通帳コピーの2点だけで済み、書類がきちんと整っていれば、審査もスムーズに進み最短10分ほどで入金されます。

なお、マネーツリーと連携することで審査通過率は高くなりますが、それでも必ず審査に通るとは限らない点には注意が必要です。

審査通過率非公開
入金スピード最短10分
買取可能枠1万円~150万円(初回は30万円まで)
個人間取引
手数料一律10%
必要書類通帳コピー・請求書
電話確認なし
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
ペイトナーのおすすめポイント
  • 個人事業主同士の取引にも対応している、数少ないファクタリングサービス
  • 手数料が一律10%なので、見積もり時に金額がわかりやすい
  • 初回は1万円~30万円までの少額取引にも対応し、即日資金化が可能
  • 売掛先が法人以外の場合でも、個人事業主やフリーランスにぴったり

オンライン完結最短10分での入金 /

/ 個人宛て請求書も可能!初回30万円までOK \

ラボルは最短30分で振込が可能な個人事業主向けのファクタリング

labol-min

ラボルは、365日いつでも申し込みが可能で、最短30分で振込が完了するオンライン完結型のファクタリングサービスです。

振込作業は「24時間対応」しているため、審査が終わっていれば銀行の営業時間に関係なく入金が受け取れます。

ラボルの営業日

銀行の営業時間に制限されない24時間365日振込を実現

引用元:ラポル公式HP

手数料は一律10%で、1万円から利用できるため、少額の資金が必要な個人事業主にとって非常に使いやすいサービスです。

必要書類は基本的に「請求書・通帳コピー・取引を証明するエビデンス(契約書など)」の3点です。

オンラインの申請フォームを利用するので郵送の手間はありませんが、書類に不備があると追加で確認が入ることがあるので注意が必要です。

審査通過率非公開
入金スピード最短30分
買取可能枠1万円~(初回は15万円~45万円)
個人間取引
手数料一律10%
必要書類通帳コピー・請求書・取引のわかるエビデンス
電話確認なし
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠

ラボルの評判・口コミ

ラボルのおすすめポイント

オンライン完結最短30分での入金 /

/ フリーランス・個人事業主向け人気No.1

日本中小企業金融サポート機構は本人確認書類なしで最短3時間で入金

日本中小企業金融サポート機構のHP

日本中小企業金融サポート機構は、本人確認書類が不要でオンラインだけで手続きが完了するため、個人事業主でも申し込みやすく、最短3時間ほどで入金されます。
(17:00までに契約が完了すれば即日振込可能です)

日本中小企業金融サポート機構の入金スピード

お申し込みから最短3時間でお振込みいたします。

引用元:日本中小企業金融サポート機構公式HP

一般社団法人が運営している珍しいタイプのファクタリングサービスで、最低手数料が1.5%からと非常に低コストなのが特徴です。

実際、他の業者では手数料が10〜20%程度かかることも多い中で、1.5%から利用できるのは大きな強みです。

さらに、身分証の提出が不要で、請求書や通帳コピー(入出金明細)など必要最低限の書類だけで審査を進められる独自の仕組みを採用しており、時間のかかる本人確認を省略できる点でも評判です。

審査通過率非公開
入金スピード最短3時間
買取可能枠下限なし・上限なし
個人間取引
手数料1.5%~
必要書類売掛金に関する資料(請求書、契約書など)+口座の入出金履歴(直近3か月分)
※本人確認書類が不要
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠

日本中小企業金融サポート機構の評判・口コミ

日本中小企業金融サポート機構のおすすめポイント
  • 本人確認書類が不要なので、余計な手間なく申し込める
  • 1.5%~という低水準の手数料でコスト負担を抑えやすい
  • 非営利の一般社団法人が運営しているため安心感がある
  • 最短3時間での入金が可能で、個人事業主でも比較的審査に通りやすい

オンライン完結最短3時間での入金 /

/ 必要書類は2点のみで申請がラク \

ビートレーディングはLINEでの相談も可能なフリーランス向け業者!

ビートレーディングのHP

ビートレーディングは、LINEを使って気軽に問い合わせができるオンラインファクタリングサービスです。

2012年の創業以来、ファクタリング市場を切り開いてきたパイオニア的な存在でもあります。

多くの利用実績があり、最短2時間でのスピード入金が可能なことから、初めてファクタリングを利用する個人事業主にもおすすめです。

ビートレーディングの入金スピード

最短2時間での資金化を実現

引用元:ビートレーディング公式HP

特徴的なのは、LINEで問い合わせができる点で、電話やメールが苦手な人でも気軽に利用できる点が魅力です。

さらに、発注書ファクタリングにも対応しているため、まだ納品前でも受注が確定している案件であれば資金化できる可能性があります。

手数料はおおむね2〜12%の範囲ですが、請求書の信用度が高い場合は比較的低めの水準で収まることが多いです。

審査通過率非公開
入金スピード最短2時間
買取可能枠下限なし・上限なし
個人間取引
手数料2者間:4%~12%程度、3者間:2%~9%程度
必要書類通帳売掛債権に関する資料(契約書、発注書、請求書など)+口座の入出金明細(直近2か月分)
※必要に応じてその他書類を求められる
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
ビートレーディングのおすすめポイント
  • LINEで気軽に質問や見積もりができるので、初めての方でも安心して利用しやすい
  • 最短2時間で資金を確保できるスピード感が大きな魅力
  • 発注書ファクタリングなど、幅広い契約形態に対応
  • 創業以来、多くの利用実績があり、審査や入金までの流れがスムーズで洗練されている

オンライン完結最短2時間での入金 /

/ ファクタリング業界の老舗で実績十分 \

AGビジネスサポートは赤字OKで即日現金化!個人でも担保不要で安心

AGビジネスサポートのHP

AGビジネスサポートは、アイフルグループが運営しているファクタリングサービスで、赤字決算や税金未納といった状況でも審査に通りやすいと評判です。

即日での入金にも対応しており、個人事業主でも担保や保証人が不要で申し込めるので、ハードルが低いのが特徴です。

銀行や信販会社では断られやすい赤字決算の個人事業主でも、AGビジネスサポートなら柔軟に対応してくれる可能性があります。

また、過去にアイフルで返済遅延があったとしても、ファクタリングの審査には影響せずに通った事例もあります。

「赤字決算や税金滞納があって、もう資金調達は無理かも」と思っている方も、一度AGビジネスサポートを検討してみる価値はあるでしょう。

実際、公式サイトでも「銀行リスケ中でもOK」と明記されており、財務状況に不安があっても前向きに審査してもらえる可能性があります。

ただし、審査の内容によっては電話確認が入る場合がある点は把握しておきましょう。

審査通過率非公開
入金スピード最短即日
買取可能枠10万円から
個人間取引
手数料2%~
必要書類通帳コピー・請求書・入金済みの請求書
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
AGビジネスサポートのおすすめポイント
  • 赤字決算や税金未納があっても柔軟に相談できる
  • 即日入金に対応しており、オンラインで契約可能。担保や保証人は不要
  • アイフルグループが運営しているため、闇金などのリスクが少なく安心
  • 緊急で資金が必要な方にとって、即日資金化できるのは大きなメリット

\ 上場企業であるアイフルグループが提供で安心 /

独自審査で赤字決算・開業1年未満・税金未納ありでも可能 \

PMGは土日対応の最短即日ファクタリングで税金未納でも柔軟審査

PMGファクタリングのHP

PMGは、土日や深夜でも対応してくれる体制が特徴のファクタリングサービスです。

税金未納や赤字決算がある個人事業主でも、柔軟に審査してもらえる点も強みの一つです。

「週末にどうしても資金が必要」「平日昼間は忙しくて申請できない」といった方にとって、PMGの土日対応は非常に心強いでしょう。

もっとも、常にスタッフが稼働しているわけではないため、タイミングによっては入金が翌日になることもありますが、土日祝に対応していない業者と比べると利用しやすさは大きなメリットです。

また、PMGでは営業担当が財務面のサポートも行っており、税金未納の場合でも対策を提案してもらえるケースがあります。

手数料は2〜11.5%の範囲で、最低利用金額は30万円以上。取引額が大きくなるほど手数料が低くなることもあり、建設業や運送業など高額の請求書を扱う事業者には特に向いているかもしれません。

審査通過率は約90%と公表されており、他社よりややハードルが高い面もありますが、土日対応や大口取引への柔軟さなどメリットも多いサービスです。

審査通過率90%以上
入金スピード最短2時間
買取可能枠30万円~
個人間取引
手数料2%~11.5%
必要書類通帳コピー・請求書・決算書
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
PMGのおすすめポイント
  • 土日でも最短即日で入金が可能
  • 赤字決算や税金未納があっても柔軟に審査してくれる
  • 高額の請求書を扱うと手数料が下がる可能性がある
  • 財務面のサポートを受けながら経営改善も目指せる

\ 審査時間は最短20分土日祝日も営業 /

/ 審査通過率も業界平均より高め \

ベストファクターは2%~の低手数料で24時間以内に高確率の早期入金

ベストファクターのHP

ベストファクターは、低めの手数料で高い確率で24時間以内に資金化できるファクタリング業者です。

手数料は2〜20%と幅がありますが、2%から利用できる点は大きな魅力です。

手数料 2~20%

引用:ベストファクター公式HP

ベストファクターは、単にファクタリングを提供するだけでなく、財務コンサルティングも行っているため、資金調達だけでなく経営改善にも役立つのが特徴です。

また、利用者の事業状況を丁寧にヒアリングしてくれる点も大きな強みです。

その分、電話や面談の回数が多くなる場合がありますが、逆に言えば審査に通りやすくなり、適正な手数料を提示してもらいやすくなります。

注意点としては、契約時に対面での面談が必須であり、事務所に来社するか担当者が訪問する形になるため、完全にオンラインで済ませたい人にはやや手間に感じるかもしれません。

ただし、コンサルティングも一緒に受けたい人にとっては、対面だからこそ相談しやすく、経営上の悩みを直接話せるメリットも大きいでしょう。

審査通過率92.25%
入金スピード最短即日
買取可能枠30万円~1億円
個人間取引
手数料2%~20%
必要書類通帳コピー・請求書・見積書
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
ベストファクターのおすすめポイント
  • 手数料は2~20%と幅広いものの、最安2%から利用できるのは大きな魅力
  • 24時間以内に高い確率で資金化が可能
  • 財務コンサルティングも含まれているため、長期的なキャッシュフロー改善も期待できる
  • 面談が必須なのでオンライン完結ではないが、その分きめ細やかなアドバイスを受けられる

フリーナンス(FREENANCE)は最短30分で即日現金化が狙えるあんしん補償つき

フリーナンスのHP

フリーナンスは、GMOインターネットグループが運営するフリーランス向けの総合サービスで、最短30分の即日入金に加え、あんしん補償が付いているのが特徴です。

手数料はおおよそ3%~10%で、フリーナンス口座を開設しておくことで、さらに手続きがスムーズになるのも大きな魅力です。

手数料は請求書額面の3%~10%あなたがフリーナンス口座を使えば使うほど手数料は下がります。

引用:フリーナンス公式HP

あんしん補償とは、取引先とのトラブルや予期せぬ事故などで損害が発生した場合に、一定額まで保険金が支払われる仕組みです。

ファクタリングそのものとは直接の関係はありませんが、事業に伴うさまざまなリスクを幅広くカバーしたい人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

即日入金を実現するためには、書類提出と審査を滞りなく進めることが重要で、請求書や通帳コピーの準備に加えて、フリーナンス口座に入金実績があると審査通過率が高くなります。

即日払いの手数料は3〜10%の範囲で設定されており、取引先の信用状況や利用者の与信スコアによって変動します。

なお、支払いが少しでも遅れると即座に通知が届くという声も見受けられるので、その点は注意が必要です。

審査通過率非公開
入金スピード即日(フリーナンス口座の開設が前提条件)
買取可能枠1万円〜上限額なし
個人間取引
手数料3~10%(専用口座利用で低減可能)
必要書類本人確認書類(アカウント作成時)・請求書・取引を示すエビデンス
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
フリーナンス(FREENANCE)のおすすめポイント
  • GMOグループのフリーランス支援サービスと連携しており、最短30分で資金化が可能
  • クライアントとのトラブルや万が一の事故にも対応できる「あんしん補償」が付帯
  • フリーナンス口座を併用することで、審査から入金までがさらにスムーズ
  • 手数料は3~10%と設定されており、他社より低コストになるケースもある

ペイトゥデイ(PAYTODAY)はAI審査による短時間で現金化できるオンライン型

paytodayのHP

ペイトゥデイ(PAYTODAY)は、AIを活用した審査によって、申し込みから最短30分で入金できるオンライン完結型のファクタリングサービスです。

必要書類は通帳、請求書、決算書などの3点が基本で、初期費用や月額費用は一切かからず、手数料は1〜9.5%とされています。

初期費用も月額費用も完全無料!
かかるのは、ファクタリング手数料:1〜9.5%のみ。
わかりやすい料金です。

引用:PAYTODAY公式サイト

人工知能によるスコアリングを導入していることで、人的なチェックを最小限に抑え、審査時間を大幅に短縮しているのが特徴です。

スマホやPCから必要書類をアップロードするだけで、その日のうちに審査結果がわかり、条件を満たせば最短30分での入金が可能です。

ただし、審査の状況によっては電話確認が入る場合があり、その際は一時的に保留となり時間がかかることもあります。

また、土日祝の即日対応については運営側の状況に左右されるため、基本的には平日を中心に審査が進むと考えておいたほうが良いでしょう。

対応金額は10万円以上で、小口から数百万円規模まで幅広く利用できます。

審査通過率80%以上
入金スピード最短30分
買取可能枠10万円~
個人間取引
手数料1%~9.5%
必要書類通帳コピー・請求書・直近の確定申告書
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
ペイトゥデイ(PAYTODAY)のおすすめポイント
  • AIを活用した審査で、申し込みから最短30分ほどで資金化できる
  • 手数料は1~9.5%と、比較的抑えめで利用しやすい
  • 開業したばかりの個人事業主でも申し込み可能

メンターキャピタルは通過率92%で急場の資金調達に強く即日現金化が可能

メンターキャピタルのHP

メンターキャピタルは、審査通過率が92%と高水準で、即日入金にも対応しているオンライン完結型のファクタリングサービスです。

中小企業や個人事業主でもOK! 審査通過率92%

引用:メンターキャピタル公式HP

ただし、初回契約時には原則として対面での手続きが必要です。

初めて利用する場合は、同社のオフィスへ来社するか、担当者が訪問する形で契約を結ぶ必要がある点には注意しましょう。

一方で、2回目以降の利用では審査結果の連絡もスピーディーになるため、92%という高い審査通過率を考えると、メンターキャピタルの強みがより活かされるのは2回目以降の利用と言えそうです。

審査通過率92%
入金スピード即日
買取可能枠30万円~1億円
個人間取引
手数料2%~
必要書類通帳のコピー・請求書、契約書など
電話確認非公開
契約方法対面(初回)・オンライン
注釈:定量的情報の根拠
メンターキャピタルのおすすめポイント
  • 審査通過率92%と高く、急な資金ニーズにも対応しやすい
  • 初回契約は対面手続きが必須だが、2回目以降はオンラインで完結でき、審査や入金のスピードも向上する

バイオンは独自のAI審査で最短60分で売掛債権を売却可能!

バイオンのHP

バイオンは、完全オンライン型で独自のAI審査を採用しており、最短60分での入金が可能なスピード感が特徴のファクタリングサービスです。

AI審査だからとにかく早く、オンラインでのお申込みから最短60分で請求書(売掛金)を即日買取可能です。

引用:バイオン公式HP

提出書類としては通帳・決算書・請求書など最低3点が必要ですが、面談なしで手続きが進められるため、対人対応が苦手な個人事業主でも利用しやすいのが特徴です。

手数料は一律10%で、金額や売掛先によって大きく変わらない点も安心です。

また、最低利用金額が5万円からなので、10万円前後の小口資金が必要な場合でも気軽に申し込めます。

独自のAI審査により、書類チェックも短時間で済みますが、状況によってはスタッフによる電話確認が入るため、時間がかかることもあります。

「土日祝も対応可能」とされていますが、実際は平日中心の対応となることが多いため、週末に確実に入金が必要な場合は余裕を持って手続きするのがおすすめです。

審査通過率非公開
入金スピード最短60分
買取可能枠5万円~
個人間取引
手数料一律10%
必要書類請求書、本人確認書類、通帳明細、直近の決算書
電話確認非公開
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
バイオンのおすすめポイント
  • 独自のAI審査を採用しており、人の手を介さず判定できるので面談が不要
  • 審査が最短60分で完了するというスピード感が大きな魅力
  • 少額資金をすぐに用意したいときに、一律10%の手数料でコストが明確
  • 5万円から利用できるため、個人事業主の小口資金ニーズにも対応可能

トップマネジメントはIT広告領域で最短審査当日振込を狙える高実績企業

トップマネジメントのHP

トップマネジメントは、創業から10年以上の実績を持つクラウド型ファクタリングサービスで、特にIT広告分野で最短即日の振込を狙える点が大きな強みです。

見積書ファクタリングや2.5社間ファクタリングなど、幅広いスキームに対応しており、最短当日での審査・入金が可能なので、大口の債権を扱う個人事業主にもおすすめです。

累計3万件以上の取引実績があり、手数料は0.5~12.5%の範囲で設定されています。

また、業種に合わせた「ゼロファク」「ペイブリッジ」といった独自サービスも提供しており、広告費の先行投資が必要な個人事業主や、助成金申請とファクタリングを同時に進めたい方にとって便利です。

オンライン契約にも対応しており、必要書類をしっかり準備できれば即日審査も可能です。

ただし、審査通過率や細かな利用条件は公表されていないため、IT広告などの業種を中心に案件をヒアリングしながら柔軟に対応するスタイルとなっており、状況によって条件が変わる場合があります。

審査通過率非公開
入金スピード最短当日
買取可能枠30万円~3億円
個人間取引
手数料2者間:3.5%~12.5%、3者間:0.5%~3.5%
必要書類本人確認書類、売却希望(売掛金)の請求書、昨年度の決算書、直近7ヶ月の入出金明細
電話確認非公開
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
トップマネジメントのおすすめポイント
  • ITや広告分野で大きな案件のファクタリングを検討している方に最適
  • ゼロファクやペイブリッジなど、独自の多様なサービスを展開
  • 審査通過率は公表されていないが、丁寧なヒアリングで柔軟に契約内容を調整できる

えんナビは土日祝対応で24時間営業最短1日OKな年中無休ファクタリング

えんナビのHP

えんナビは、24時間365日対応で土日祝日も営業しているファクタリングサービスで、最短1日での資金調達が可能です。

24時間365日、土日祝日も、スタッフが対応させていただきます。最短1日・スピード資金調達可能です。

引用:えんナビ公式HP

平日以外にしか時間を確保できない個人事業主でも利用しやすく、担当者とスピーディーに連絡が取れるのが特徴です。

えんナビでは夜間や早朝の問い合わせにも対応しているため、「平日の昼間は電話やメールが難しい」という方にもおすすめです。

提出書類としては、請求書や通帳のほかに、場合によっては契約書や見積書などの追加書類を求められることがあります。

不備があると審査が翌日に持ち越されることもあるため注意が必要です。

申請時のやり取り自体は比較的スムーズですが、時間がない場合はあらかじめ必要書類を電子化しておくと安心です。

審査通過率非公開
入金スピード最短1日
買取可能枠50万円~5000万円
個人間取引
手数料非公開
必要書類非公開
電話確認非公開
契約方法電話、メール、または対面
注釈:定量的情報の根拠
えんナビのおすすめポイント
  • 24時間365日対応&土日祝も営業しているので、急な資金ニーズにも対応しやすい
  • 最短1日で資金調達が可能だが、書類に不備があったり銀行休業日に当たると入金が遅れることもある
  • 夜間や土日でも電話がつながるため、いつでも気軽に相談できる

FinFinは1万円から小口買取OKで請求書アプリ連動のスマホ完結が魅力

FinFinのHP

FinFinは、1万円からの少額ファクタリングに対応しており、「請求書アプリ」と連携することでスマホだけで手続きが完了するのが特徴です。

最低額1万円の請求書から申し込みが可能です。

引用:FinFinファクタリング公式HP

手数料は3〜10%に設定されており、最短で即日の入金にも対応しています。

専用の請求書発行アプリ(スマホインボイスFinFin)と連携することで、作成した請求書をすぐにファクタリングの審査に回せるため、スピーディーに資金化できるのが便利です。

特に、クラウドソーシングなどで1件あたりの請求額が少ない個人事業主にとっては、相性の良いサービスと言えるでしょう。

審査通過率非公開
入金スピード最短即日
買取可能枠1万円~
個人間取引
手数料3~10%
必要書類請求書、通帳コピー
電話確認非公開
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
FinFinのおすすめポイント
  • 小口の売掛金が多いフリーランスや個人事業主にとって使い勝手が良い
  • 専用の請求書発行アプリ(スマホインボイスFinFin)と連携することで、請求書の発行と買取申請を同時に進められる
  • 手数料は3~10%で、最短即日から翌日には入金が期待できる
  • スマホだけで気軽に申し込みたい人にぴったり

OLTAは下限2%~の手数料とオンライン完結最短即日のスピード入金が可能

OLTAのHP

OLTAは、最低2%からという低水準の手数料で利用でき、オンライン完結で最短即日での入金が可能です。

費用は手数料2〜9%だけ

引用:OLTAファクタリング公式HP

信用力のある請求書であれば、OLTAは非常にコストパフォーマンスの良い選択肢と言えます。

また、OLTAは銀行や金融機関との提携数が多く、累計の申込総額が1,000億円以上という実績を誇る大手のファクタリングサービスです。

安定したシステムと豊富な提携先ネットワークにより、審査をスピーディーかつ正確に進められるのが強みです。

必要書類も請求書・通帳コピー・決算書の3点だけで済み、すべてオンラインで契約まで完了できます。

個人事業主でも、きちんと業務実態を証明できれば十分に審査通過を狙えるでしょう。

審査通過率非公開
入金スピード最短24時間
買取可能枠1万円~
個人間取引
手数料2%〜9%
必要書類昨年度の決算書一式、入出金明細、売却予定の請求書、本人確認書類
電話確認あり
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
OLTAのおすすめポイント
  • 小口の売掛金が多いフリーランスや個人事業主にとって便利
  • 請求書発行アプリと連携することで、発行から買取申請までをまとめて進められる
  • 手数料は3〜10%で、最短即日から翌日に入金を目指せる
  • スマホだけで手軽に申し込みたい方にぴったり

みんなのファクタリングは土日祝対応最短60分で即時資金確保が可能

みんなのファクタリングのHP

みんなのファクタリングは、土日祝日も9:00~18:00で受付し、最短60分で入金されるオンラインファクタリングです。

土日祝でも最短60分でお振込!

引用:みんなのファクタリング公式HP

必要書類が3点以上とやや多めではありますが、その分、深夜や休日しか時間が取れない個人事業主でも利用しやすいのがメリットです。

申請フォームでは、請求書・通帳コピー(入出金明細)・疎明資料などをアップロードすると、審査結果が出た際に手数料金額が自動で表示される仕組みになっています。

なお、手数料や審査通過率については公式には公開されていないようです。

休日でもスタッフが対応してくれるのは心強いポイントですが、銀行振込の都合で実際の入金が翌営業日になる場合もあるので、時間には少し余裕を持って申し込むのがおすすめです。

審査通過率非公開
入金スピード最短60分
買取可能枠1万円~300万円(初回は50万円まで)
個人間取引
手数料非公開
必要書類通帳コピー・請求書・請求書の疎明資料(※必要に応じてその他書類を求められる)
電話確認なし
契約方法オンライン完結
注釈:定量的情報の根拠
みんなのファクタリングのおすすめポイント
  • 土日祝日でも申し込み・審査が可能で、最短60分で入金された実績もあり
  • 初めての利用では50万円までなど、利用額に上限が設けられている
  • 必要書類は3点以上必要で、疎明資料の準備が負担になることもある

個人事業主向けファクタリングの選び方!まずは審査の甘い業者を使おう

紙幣

大前提として、個人事業主がファクタリングを利用する際は、審査が比較的甘い業者を選ぶことが重要です。

一般的に、ファクタリング会社の多くは公式サイトで審査通過率の目安を公開しています。

目安としては、審査通過率が90%以上であれば、比較的審査が通りやすい業者と言えるでしょう。

以下、特に審査通過率が高いと公表されているおすすめのファクタリング業者をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

ファクタリング会社審査通過率の公表値
ククモ(QuQuMo)98%以上
ベストファクター92.25%
PMG90%以上
注釈:定量的情報の根拠

なお、100パーセント通るファクタリングや、審査なしのファクタリング業者は存在しません。

ファクタリングは業者側に債権の貸倒リスクが移転するため、審査をせず利用させるようなことは経済合理的に考えてありえません。もし見かけたら、違法な業者ですので絶対に利用しないで下さい。

急ぎの資金が必要ならスピード優先で個人向けの即日ファクタリングを選ぶ

紙幣と時計

資金が今すぐ必要な個人事業主の方は、まずは入金スピードの早いファクタリング業者を優先して選ぶのが安心です。

工事費や人件費、税金などの支払い期日は待ってくれないため、融資に比べて短時間で資金を確保できるファクタリングのメリットは大きいと言えます。

このように切羽詰まった状況では、とにかくスピードを重視し、即日対応のファクタリングを選ぶのがおすすめです。

銀行融資の場合、資金が手元に入るまで1〜2週間かかることも珍しくありませんが、ファクタリングであれば最短即日、早ければ2時間ほどで振込が完了する業者もあります。

以下の4社は、朝に書類を提出すれば当日中の入金が期待できる可能性が高いので、ぜひ参考にしてみてください。

ファクタリング会社入金スピード
ククモ(QuQuMo)最短2時間
ビートレーディング最短2時間
ラボル最短30分
注釈:定量的情報の根拠

手続きを簡略化したいなら書類点数を抑えたファクタリング業者を選ぼう

請求書と通帳

必要書類が多いと準備に手間がかかり、ファクタリングの手軽さが損なわれてしまいます。

個人事業主の方は「通帳コピー+請求書」程度で審査が進められる業者を選ぶと、手続きがスムーズです。

以下の3社は、提出書類が最低2〜3点で済むのでおすすめです。

スクロールできます
ファクタリング会社必要書類
ククモ(QuQuMo)請求書・通帳コピーの2点のみ
ビートレーディング請求書・通帳コピー
※ 必要に応じて追加書類が求められる
日本中小企業金融サポート機構請求書・通帳コピーの2点のみ
※ 身分証明書も不要
注釈:定量的情報の根拠

最初は、必要書類が少ない業者を選んで相見積もりを取るのがおすすめです。

もし審査に落ちたとしても、追加の書類を用意して他の業者に申し込めば良いので、手間を分散できます。

まずは手続きが簡単なところからスタートして、スピーディーに審査を進めていきましょう。

売掛先が個人の場合は個人間取引に対応するペイトナー1択

スマホと紙幣

個人事業主同士の取引の場合、「ペイトナー」だけが個人間取引に対応しているのが特徴です。

ペイトナーは、初回の利用では上限が30万円までという制限はありますが、手数料が一律10%と分かりやすく安心して利用できます。

以下の3社は売掛先が個人でもファクタリングを利用できますが、「個人間取引」に正式に対応しているのはペイトナーのみです。

ファクタリング会社個人間取引に対応
ペイトナー
日本中小企業金融サポート機構
ビートレーディング

ただし、個人間取引はリスクが高いため、取引履歴や契約書などの書類をきちんと準備してから審査を受けたほうが通過しやすくなります。

過去に支払い遅延がないことを証明できれば、審査にかかる時間も短縮できるはずです。

必要書類や利用条件は事前に公式サイトで確認し、契約書などを整えたうえで申し込めば、個人事業主同士の取引でもスムーズに資金調達が進められるでしょう。

対面や電話対応が苦手なら完全オンライン完結のファクタリング業者を選ぶ

タブレットとスマホ

「対面でのやり取りは避けたい」「できるだけ人と話さずにスピーディーに進めたい」という方は、オンライン完結型のファクタリングを検討すると良いでしょう。

オンラインファクタリングであれば、必要書類はすべてアップロードで提出でき、審査や契約も担当者と直接会う必要がありません。

なお、完全オンライン型でも「電話確認」を求められる場合がありますが、下記の3社は電話確認やヒアリングが不要なので、特におすすめです。

スクロールできます
ファクタリング会社契約方法電話確認
ククモ(QuQuMo)オンライン完結なし
ペイトナーオンライン完結なし
ラボルオンライン完結なし

必ず利用可能枠を確認してから選ぶ!なお初回の利用制限も要チェック

利用可能額の下限と初回利用制限の比較

個人事業主の場合、数万円〜数十万円程度の小口の請求書が多いですが、ファクタリング会社によっては最低利用額が30万円など、比較的高めに設定されていることもあります。

限度額や初回利用の上限を把握せずに申し込むと、余計な手間がかかってしまうため、まずは利用可能な金額をしっかり確認することが大切です。

ファクタリング会社ごとに利用できる金額の枠が異なるため、ここを見落とすと「希望の金額で通らない」「そもそも審査が受けられない」といった無駄が発生しがちです。

例えば、ペイトナーは150万円まで(ただし初回は30万円まで)、ラボルは初回15〜45万円までなど、会社ごとに条件が異なります。

ファクタリング利用可能額
ククモ(QuQuMo)制限なし
ビートレーディング制限なし
ペイトナー1~150万円(初回30万円まで)
ラボル1万円~(初回は15~45万円)
注釈:定量的情報の根拠

一方で、ククモやビートレーディングは常に利用金額に上限がなく、制限なしで利用できます。

利用可能金額の条件については、下記のファクタリング比較表で簡単にチェックしておきましょう。

個人事業主がファクタリングする時の注意点!情報は業者間で共有される

紙幣と封筒

個人事業主がファクタリングを利用する際は、業者間で情報が共有される可能性がある点に注意が必要です。

例えば、A社の審査に落ちると、情報を共有しているB社でも同じ理由で審査に通りにくくなるケースがあります。

もちろん、すべてのファクタリング会社が利用者情報を共有しているわけではありませんが、ファクタリング事業推進協会などの団体に加盟している業者間では、一定の情報が共有されている場合があります。

ファクタリング事業推進協会の参加メンバーは、実務ノウハウや不正業者などの情報共有、見識を深めるためのセミナーへの参加機会を得られます。

引用元:入会のご案内 – 一般社団法人ファクタリング事業推進協会

そのため、支払いの遅延を繰り返したり、返済すべき資金を踏み倒したりすると、業者間でその情報が共有されてしまい、今後ファクタリングをほとんど利用できなくなる可能性があります。

申請する際は、しっかりと返済する意思を持ち、期日までに確実に入金を済ませることが大切です。

取引先にバレずに利用したいなら必ず2者間ファクタリングで契約する

2者間ファクタリングと3者間ファクタリングの比較

ファクタリングには「2者間」と「3者間」という契約形態がありますが、取引先に知られずに資金調達をしたい場合は、2者間ファクタリングを選ぶことが重要です。

2者間ファクタリングでは、売掛債権を持つ個人事業主とファクタリング会社だけで契約が完結し、請求先の取引先には通知が届かないため、「資金繰りに困っている」という印象を与えずに済みます。

ただし、2者間ファクタリングは緊急時や取引先に知られたくない場合に適していますが、3者間に比べると手数料が高くなりやすい点には注意が必要です。

スクロールできます
比較項目2者間ファクタリング3者間ファクタリング
契約形態利用者+ファクタリング会社利用者+ファクタリング会社+取引先
取引先への通知原則不要。秘密裏に資金調達しやすい売掛先の承諾・通知が必須
手数料高めになりやすい比較的低め
バレるリスク取引先に気付かれない取引先に必ずバレる
向いている場面即日で資金調達したい場合売掛先も巻き込んで費用を抑えたい場合

どちらを選ぶかはご自身の状況によりますので、それぞれのメリットとデメリットをよく理解した上で判断してください。

個人事業主が請求書のみでファクタリングを利用することはほぼ不可能

請求書

個人事業主が請求書のみでファクタリングを利用するのは、ほとんど不可能です。

最低限でも、請求書に加えて通帳のコピーは必要になります。

特に個人事業主の場合は、営業の実態を裏付ける書類が求められるため、請求書だけでは信用力を示すには情報が不足してしまいます。

実際には、「請求書だけでOK」とうたっている業者であっても、いざ契約段階になると「通帳明細や納税証明書を提出してください」と追加で求められることがほとんどです。

必要書類(例)内容・目的
請求書売掛金が発生している事実の確認
通帳コピー入出金実績を確認し、営業実態を証明
本人確認資料(免許証等)なりすまし防止や反社会的勢力排除
納税証明書・確定申告書税金の納付状況や収益性のチェック
取引契約書・発注書など請求書の信ぴょう性を補強し、虚偽リスクを低減

そのため、実際の手続きでは案内内容と現実にギャップがあり、申し込みを始めてから「思った以上に多くの書類が必要なのか」と驚く方も少なくありません。

個人事業主は法人に比べて情報開示が少ないため、追加書類が求められやすい傾向があります。

ただし、前述のように書類点数を抑えたファクタリング業者を選べば、個人事業主でも請求書と通帳の2点だけで手続きを進めることが可能です。

ファクタリングを装った闇金業者に注意!20%超の手数料はリスク大

ファクタリングを装いながら、実際には高金利の貸付を行う闇金業者も存在するため十分に注意が必要です。

例えば、違法なファクタリング業者を利用した9名の個人事業主・経営者を対象に行われたアンケート調査では、約半数が自宅や職場に取り立てに来られ、「退去を求めても立ち去らなかった」と回答しています。

違法ファクタリング業者からの取り立てを受けた経験に関するアンケート調査結果
(引用:無登録ファクタリング事業者による取り立て状況アンケート|金融庁

資金繰りが厳しくなると、ついグレーな業者に頼ろうとする事業者も少なくありませんが、闇金業者に手を出すのは非常に危険です。

特にオンライン完結型のサービスの中には、こうした業者が紛れていることも多いため、個人事業主の方は十分に注意が必要です。

以下に「正規のファクタリング会社」と「闇金まがいの業者」によく見られる特徴を比較した表を示しています。

当てはまる項目が多いほどリスクが高まるので、契約する前に必ず確認しておきましょう。

スクロールできます
比較項目正規のファクタリング会社闇金まがいの業者
手数料率通常10〜20%以内が多い
(2者間の場合でも上限20%程度)
20~40%以上の極端な高金利
「即日対応」を餌にした宣伝
契約書・明細契約内容がはっきり書かれており、
追加費用や登記費用も明確
契約書の内容が曖昧、口頭説明ばかり
保証金や不明瞭な名目の費用を後から要求
所在地・連絡先公式HPに事務所所在地や電話番号を
きちんと記載し、問い合わせ窓口も明確
住所がバーチャルオフィスや不明確
電話が携帯のみ、メールもフリーメールなど
登録状況貸金業としての登録は通常不要だが、
金融庁の警告リストには載っていない
金融庁の「違法な金融業者リスト」に名前がある
または類似した名称・無登録業者の報告事例が複数
対応姿勢初回見積もりの段階で不明点を丁寧に説明
必要書類や手続きフローを明示してくれる
疑問を投げてもはぐらかし、早く契約させようとする
脅迫や行き過ぎた催促を平気で行う

金融庁がファクタリングの利用に関する注意喚起しているように、手数料が20%を大きく上回るような業者は、警戒すべき業者と言えるでしょう。

【必須】個人事業主は業者を1社に絞らず複数社の併用を前提に使う

個人事業主が複数のファクタリング業者を併用するメリットの図解

ファクタリング会社は1社だけで決めるのではなく、複数社を併用して相見積もりを取るのがおすすめです。

1社だけに絞ってしまうと、「審査に落ちた途端に資金繰りが立ち行かなくなる」「提示された高い手数料を受け入れるしかなくなる」といった不利な状況に陥りやすくなります。

一方で、複数社に同時に見積もりを依頼しておけば、仮に1社で審査が通らなくても他で可決される可能性があり、条件交渉もしやすくなります。

このように、複数社から相見積もりを取ることで手数料や審査落ちのリスクを分散できるため、特に個人事業主の方にはこの方法を強くおすすめします。

スクロールできます
比較項目1社のみ利用する場合複数社を併用する場合
審査リスク落ちると一発で資金化が不可能A社がNGでもB社が通ればカバーできる
手数料交渉業者の言い値を受け入れざるを得ない各社を比較することで費用を抑えやすい
書類準備1社分の書類だけで済む同時並行で申請するぶん、アップロード回数が増える
時間効率交渉がシンプルだが、否決の場合は最初からやり直し多少手間だが、一度に数社に申し込むのでトータル時間は抑えられるケースも

一般社団法人ファクタリング事業推進協会も、「相見積もりを取ることで業者間に健全な競争が生まれ、結果として利用者の利益につながる」との考えを示しています。

資金調達のための業者選定・比較検討のインターネットのサイトが各種あります。これらのサイトに登録すると、複数の業者からの相見積りがとれ、手数料・買取り率やサービスなどを比較して選ぶことができます。

引用元:一般社団法人ファクタリング事業推進協会

同じ売掛金を複数の業者に譲渡する「二重譲渡」は違法ですが、審査のために複数社から見積もりを取ること自体は、正当な比較検討として認められています。

特に支払い期限が迫っている場合などは、2〜3社から同時に見積もりを取り、手数料や審査スピードを総合的に比較するのが賢明な方法と言えるでしょう。

個人事業主がファクタリングで審査落ちしたら少額での再申請がおすすめ

紙幣

個人事業主の場合、法人のように資本金や商業登記がないため、どうしてもファクタリングの審査に通りにくいという現実があります。

もし審査に落ちてしまった場合は、申請する金額を少額に減らして再度申し込むのがおすすめです。

実際に、私自身もあるファクタリング会社を利用した際、「30万円までなら審査が通ります」と担当者に案内された経験がありますし、金額を減額して再申請したら審査に通ったという話も何度か聞いています。

なお、下記の5社は個人向けの少額ファクタリングです。

ファクタリング最低利用可能額
ククモ(QuQuMo)1円~
ペイトナー1万円~
ラボル1万円~(初回は15万円~)
日本中小企業金融サポート機構下限なし
ビートレーディング下限なし
注釈:定量的情報の根拠

得意先に確認した上で3者間ファクタリングでの契約を検討するのもアリ

3者間ファクタリングのメリット・デメリット

2者間ファクタリングで審査が通らなかったり、手数料が想定より高くなってしまった場合は、3者間ファクタリングを検討してみるのも一つの選択肢です。

3者間を検討すべき主な理由
  • 審査が通りやすくなる:売掛先が直接ファクタリング会社に支払う形になるため、回収リスクが低くなり、その分手数料も抑えられます。
  • 大口の債権でも利用しやすい:相手が大企業や公的機関であれば「支払いが確実」と判断されやすく、2者間よりも好条件を提示してもらえるケースが多いです。

下表は、2者間と3者間の比較です。メリット・デメリットを把握し、取引先への通知をどう考えるか判断しましょう。

スクロールできます
比較項目2者間ファクタリング3者間ファクタリング
通知売掛先に連絡不要売掛先の了承が必須
手数料水準高い低い
審査通過率低い高い
利用が向く場面売掛先にバレずに資金化したい高額資金化や手数料を抑えたい場合

(参考サイト:中小企業庁「約束手形に関する論点について」4-1.ファクタリングの概要

3者間ファクタリングでは、取引先からの承諾を得る必要がありますが、その分手数料を大幅に抑えられ、審査にも通りやすくなるという利点があります。

ファクタリング会社と相談しながら、取引先が協力してくれるようであれば、3者間に切り替えてより良い条件で資金調達を目指しましょう。

ファクタリング以外の個人事業主におすすめの資金調達方法5選

個人事業主が資金を調達する方法は、ファクタリング以外にもさまざまな選択肢があります。

中でも特におすすめできるのは、以下の5つの方法です。

資金調達方法調達の難易度
請求書カード払い★☆☆☆☆(易しい)
ビジネスローン★★☆☆☆(比較的易しい)
日本政策金融公庫の融資★★★☆☆(中程度)
クラウドファンディング★★★★☆(比較的難しい)
補助金・助成金・給付金★★★★★(難しい)

少額の資金を手軽に、かつ低コストでスピーディーに調達したい場合は、請求書カード払いが最もおすすめです。

請求書カード払いなら審査ほぼ無しで支払いを先延ばしできる

スクロールできます
支払い.comFintoカード後払いDGFTマネーフォワードlabol(ラボル)
支払い.comのロゴFintoカード後払いのロゴDGFTのロゴマネーフォワードのロゴラボルロゴ
事前審査原則なし原則なしあり
(最短即日)
あり
(最短3分)
あり
(最短60分)
支払繰延期間最大60日最大60日最大60日最大60日最大60日
手数料4%2.5%3%2.7%3.0~3.5%
請求書の支払スピード最短翌日最短翌日約3営業日最短2営業日最短即日
公式HP詳細詳細詳細詳細詳細
※注釈
  • 基本的な必要書類は「本人確認書類」と「請求書」のみ
  • クレジットカードがあれば、基本的にすぐに請求書カード払い(BPSP)サービスが利用可能。
  • 法人・個人事業主のどちらでも利用可能。
  • クレジットカードのブランドは、基本的にVISA・Master・JCBが利用可能。ただし、Fintoカード後払いはJCBが利用不可。また、支払い.comは、JCBはセゾン系カードのみしか使えない。
  • 後払いにできる請求書の限度額は、クレジットカードの利用限度額以内。
  • 手数料は支払いを繰り延べる申請額に対してかかる。

請求書カード払いとは、すでに振込期日が決まっている請求書の支払いを、クレジットカード決済に切り替える仕組みです。

例えば、3月末が支払期日の請求書をお持ちの場合、このサービスを利用するとカード払いに変更でき、実際の引き落としを4月末から5月末まで先延ばしにできます。
(最長で約60日)

請求書カード払いの大きな魅力は「審査のゆるさ」「スピード」「手数料の安さ」にあります。

クレジットカードを持っていれば利用時の審査はほとんど通過でき、他社発行の請求書でもすぐに後払いに切り替えられます。

利用方法もシンプルで、①請求書のアップロード②カード情報の登録だけでOK。

最短で翌日にはカード決済が完了します。

手数料も3%〜4%と非常に低水準なので、個人事業主が初めて試す資金繰り方法としても請求書カード払いはおすすめです。

審査基準非常に低い(審査はほぼ無いに等しい)
入金スピード最短翌日
手数料3%~4%
返済義務なし
注意点業者によって対応しているクレジットカードが異なる

ビジネスローンはノンバンク系なら銀行よりも審査が通りやすい

スクロールできます
AGビジネスサポートセゾンファンデックスファンドワンMRFオージェイデイリーキャッシングいつも
AGビジネスサポートセゾンファンデックスファンドワンMRFオージェイデイリーキャッシングいつも
総合評価
( 9.5点 )

( 9.0点 )

( 7.8点 )

( 6.7点 )

( 6.5点 )

( 6.3点 )

( 5.7点 )
融資速度最短即日最短3営業日最短即日最短数日最短即日非公開最短30分審査
借入限度~1,000万円~5億円~1億円~3億円~1億円~5,000万円~500万円
金利(年)3.1~18%3.15~9.9%2.5~18%4~9.9%10~18%5.2~14.5%4.8~18%
必要書類数3点8点4点~5点5点3点3点
担保不要必要原則必要必要原則不要原則不要原則不要
保証人不要原則不要不要原則不要原則不要原則不要原則不要
契約方法オンライン完結オンライン完結オンライン完結対面必須対面必須オンライン完結オンライン完結
評判を見る評判・口コミ評判・口コミ評判・口コミ評判・口コミ評判・口コミ
公式サイト詳細詳細詳細詳細詳細詳細詳細
※比較表の注釈
  • 上表は基本データだが、融資プランや担保の有無で条件は変動する。
  • 金融庁財務局「貸金業者登録一覧」日本貸金業協会「協会員名簿」、各都道府県の登録(例:東京都)を閲覧し、適法な業者のみをリストアップしている

ビジネスローンとは、担保なしで利用できる事業者向けの融資のことです。

「ローン」というと審査が厳しいイメージがありますが、ノンバンク系のビジネスローンを選べば、一般の銀行よりも審査基準が比較的ゆるやかで、近年は利用する事業者も増えています。

オンラインで申し込みが完結でき、最短で即日に入金される点もメリットです。

審査基準ノンバンク系なら銀行ほどは厳しくない
入金スピード最短即日
年間利息10%〜18%程度が相場
返済義務あり
注意点借入期間が長くなると金利がかさむ

多くの場合、「担保なし」「保証人なし」で利用できる点が大きなメリットで、信頼できる業者であれば必要書類も少なくて済むのが魅力です。

たとえば、AGビジネスサポートのビジネスローンなら、本人確認書類と決算書だけで申し込めるのでおすすめです。

日本政策金融公庫の融資は民間銀行よりも審査が緩めだが事業計画が必要

日本政策金融公庫の融資は、、国が全額出資している政策金融機関が提供する公的な融資制度です。

民間の銀行に比べて金利が比較的低く、個人事業主や創業間もない事業者でも利用しやすいのが特徴です。

審査の通過率もおおむね50%程度と比較的高めですが、事業計画書などの提出が必要なため準備に手間がかかり、審査期間も長めです。

申請から入金まで最短でも2~4週間ほどかかるうえ、面談も実施されるため、しっかりとしたビジネスプランを用意できる個人事業主に向いています。

審査基準審査通過率は50%程度
入金スピード面談完了から入金まで約2週間~1ヶ月程度
年間利息1%~3%程度
返済義務あり
注意点事業計画書など申請書類の作成が複雑で専門知識が必要

クラウドファンディングは広告活動や準備に多くの手間がかかる

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人から少額ずつ資金を集める仕組みです。

クラファンによる資金調達は、大きく分けて次の5つのタイプがあります。

  • 購入型(リワード型):自社の商品・サービスを先行販売の形で提供し、開発・製造資金を先に確保できる
  • 寄付型:社会的意義のある事業や活動に対して、見返りなしで支援を募る
  • 投資型(ファンド型):事業から得られる収益の一部を投資家に分配する形で資金を集める
  • 融資型(ソーシャルレンディング):銀行などの金融機関を介さず、多数の個人から直接融資を受けられる
  • 株式型(エクイティ型):会社の株式を提供する代わりに資金を調達

代表的なクラウドファンディングのプラットフォームには、CAMPFIREなどがあります。

ただし、プラットフォームに掲載するだけでは資金が集まらないことが多く、実際にはSNSや動画などを活用した積極的なPRが欠かせません。

このように、調達までに時間と手間がかかるため、短期的に資金を用意したい人には不向きですが、長期的に支援を募りたい個人事業主の方にはおすすめです。

審査基準業者により基準が異なる
入金スピードプロジェクトにより様々
費用プロジェクトにより様々
返済義務なし(融資型の場合は返済義務あり)
注意点支援者へのサービス提供に加え、プラットフォームへの手数料が発生する

補助金・助成金・給付金は使途が限定されるが返済不要で調達が可能

補助金・助成金・給付金とは、特定の事業目的に応じて国や自治体から支給される資金のことです。

  • 補助金:計画に沿った資金の使用が必要で、事業完了後に報告が求められる
  • 助成金:主に雇用や人材育成関連で支給され、手続きは比較的簡易なものが多い
  • 給付金:使途制限が少なく、事業者の裁量で使用できることが多い

最近、個人事業主に最も多く活用されている補助金が「小規模事業者持続化補助金」です。

この補助金は、コロナ禍が始まった2020年に導入された制度で、当初は採択率が90%を超えるなど非常に通りやすいものでした。

しかし、直近の小規模事業者持続化補助金(第16回締切分)では採択率が約37.2%まで低下しており、審査が以前より厳しくなっています。

審査基準制度によって基準が異なる
入金スピード制度によって異なるが、比較的長い
手数料などなし
返済義務なし
注意点資金使途が限定される制度が多いため、利用ケースが限られる

個人事業主向けのファクタリング業者に関するよくある質問

個人事業主向けのファクタリング業者に関するよくある質問をまとめました。

もし他にも気になる点がありましたら、記事の最後にあるコメント欄からご質問ください。

できるだけ早くお答えいたします。


個人の給料をファクタリングすることは違法ですか?

いいえ、給料のファクタリングという仕組み自体は違法ではありません。

ただし、給与ファクタリングを謳っている業者の大半は違法業者です。

「給与ファクタリング」は一般的なファクタリングと異なり、金銭消費貸借契約として取引・契約には貸金業法が適用されます。

しかし、給与ファクタリングを謳っている業者の多くは貸金業の登録をしておらず、違法業者です。

このため、給料のファクタリングは極力利用すべきではないですし、どうしても利用したい人は登録貸金業者情報検索サービスを利用し、当該業者が貸金業の登録をしているか必ず確認してください。

他のファクタリング会社を利用していても問題ありませんか?

はい、すでに他社のファクタリングを利用していても、原則として新たに別の業者を使うことに問題はありません。

ただし、同一の請求書を複数社へ二重に譲渡するのは違法行為にあたるため絶対に避けましょう。

二重譲渡は、ファクタリング会社を欺いて資金を得る行為であり、詐欺罪に該当します。

詐欺罪は「人を欺いて財物を交付させた者」に適用され、10年以下の懲役が科される可能性があります。

仮に資金が未交付であっても、詐欺未遂罪として処罰の対象となります

よって、複数社を併用する際には、扱う売掛金をきちんと分けるなど、正しい契約手続きを行うことが重要です。

ファクタリングで支払わないとどうなりますか?

2者間ファクタリングでは、先に資金を受け取った後、取引先から振り込まれた売掛金をファクタリング会社に支払う義務があります。

これを怠ると重大な契約違反となり、損害賠償や督促・差押えなどの法的措置が取られる可能性が高いです。

さらに、故意に資金を私的流用した場合は横領や詐欺とみなされ、刑事告訴されるリスクすらあります。

売掛先が倒産したなど正当な理由があればノンリコースで問題ないケースもありますが、実際に入金を得ているのに支払わない行為は悪質と判断されるため、絶対に避けてください。

(横領)

刑法第二百五十二条 自己の占有する他人の物を横領した者は、五年以下の懲役に処する。
2 自己の物であっても、公務所から保管を命ぜられた場合において、これを横領した者も、前項と同様とする。

引用元:e-GOV 法令検索

ファクタリングで請求書を偽造したらどうなりますか?

請求書の偽造は詐欺罪に該当する重大な犯罪です。

実際、刑法では人を欺いて財産上の利益を得る行為を厳しく処罰しており、最長で懲役10年という重い刑が科される可能性があります。

ファクタリング会社は書類の真正性を細かくチェックしており、怪しい点があれば審査で即座に否決されるでしょう。

たとえ一時的に資金を得ても、後から偽造が発覚すれば訴訟や刑事処分へ発展し得ます。

事業資金を得るためとはいえ、偽造という不正を行えばリスクは極めて大きいため絶対にやめてください。

(詐欺)

第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。

2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

(電子計算機使用詐欺)

第二百四十六条の二 前条に規定するもののほか、人の事務処理に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与えて財産権の得喪若しくは変更に係る不実の電磁的記録を作り、又は財産権の得喪若しくは変更に係る虚偽の電磁的記録を人の事務処理の用に供して、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。

引用元:e-GOV 法令検索

ファクタリングで二重譲渡はバレますか?

ほぼ確実にバレます

ファクタリング業者同士が情報を共有していることに加え、債権譲渡登記や公的データベースの照会で重複した売掛金がないか確認できる仕組みがあるためです。

二重譲渡は売掛金の不正売却に当たり、民事・刑事両面で訴えられるリスクも高い行為です。

もし二重譲渡が発覚すると、業者同士で利用者が「危険顧客」として情報共有され、今後ファクタリングを利用できなくなるだけでなく、損害賠償を請求されたり刑事告訴される可能性も否定できません。

安易な不正は絶対に避けてください。


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