住信SBIネット銀行の法人口座開設の審査落ちたら？審査落ち理由・対応策

住信SBIネット銀行の評判・口コミは良いものが多いですが、法人口座開設で審査落ちしたという人も一定数いました。

住信SBIネット銀行の法人口座の「審査落ち理由」と「対応策」は、以下のとおりです。

住信SBIネット銀行の法人口座で審査落ちする理由10個

住信SBIネット銀行の法人口座で審査落ちした場合の対応策6つ

本記事では、住信SBIネット銀行の法人口座の審査に落ちる主な理由と、審査を通過するための具体的な対策について解説します。

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住信SBIネット銀行の法人口座開設の審査落ちた理由10選｜落ちやすい人の特徴

住信SBIネット銀行の法人口座開設の審査落ちた理由10選は、次のとおりです。

以下、それぞれ解説します。

必要書類の提出内容に不一致がある

口座開設申請フォームの内容と、提出書類の記載内容に不一致があると、審査落ちの大きな要因になります。

私の経験上、特に注意すべき書類と確認項目は以下のとおりです。

書類名	よくある不一致の例
登記簿謄本	商号や本店住所の誤記
代表者本人確認書類	ビジネスネームと本名の不一致・住所の表記ゆれ
事業内容の説明	フォームと定款の内容がズレている

提出前には、全ての書類と入力内容の整合性チェックを行い、銀行側に疑念を抱かせないことが審査通過への第一歩です。

そもそも審査に通りにくい業種である｜風俗・ギャンブル・情報商材屋など

住信SBIネット銀行では、業種によってはそもそも審査に通りにくい分野が存在します。

これはマネーロンダリングやトラブルのリスクが高いと判断される業種で、銀行全体として慎重な対応が求められているためです。

これらの業種は、事業内容が不透明と判断される可能性があり、審査落ちしやすくなります。

定款や登記内容が曖昧・整合性に欠ける

住信SBIネット銀行の法人口座審査では、定款や登記簿謄本の内容に曖昧さや矛盾があると、信頼性を疑われ審査落ちの原因になります。

銀行側は「実態のある法人か」を重視するため、整合性が取れていないと判断されると口座開設は難しくなります。

公式サイト・SNSなどで事業実績が確認できない

住信SBIネット銀行では、申請時に事業実態が確認できない法人は審査に落ちやすい傾向があります。

特に、公式サイトやSNS、業種ポータルでの情報が不足していると、「架空または休眠法人」と見なされるリスクがあります。

事業の信用性を高めるには、外部から見て事業が動いていることが分かる情報発信が不可欠です。

実際に私が法人口座の開設審査を受けた銀行の中には、面談を実施する銀行もありました。

そこでは、銀行員が事前に会社のホームページや広報活動の情報を確認したうえで、面談時に質問を行い、事業実態や事業性を丁寧にチェックしていました。

口座開設の目的が曖昧・適切に記載されていない

住信SBIネット銀行の法人口座開設では、「口座開設の目的」が不明確な場合、審査落ちする可能性があります。

「会社沿革」や「事業内容」「顧客との取引状況」が整合しない口座開設目的を設定する危険です。

そのため、具体的な業種名、法人口座の用途や入出金の想定内容について、銀行側が明確にイメージできるように、事業実態を証明する必要があります。

例えば、実際に私が面談を受けた銀行では、売上計画、事業内容、顧客層、取引単価、サービス提供までの期間といった詳細な項目までヒアリングされました。

それほどまでに事業実態の裏付けと、それに基づいた開設目的の整合性が重視されており、申請時にはそれを示す資料等を準備しておくことが不可欠です。

特に、海外送金（海外との取引）が絡んでくると、マネーロンダリング対策のため、審査が更に厳しくなります。
（面接がある銀行だと、ほぼ必ず質問されます）

過去に金融事故歴（債務不履行、破産など）がある｜代表者自身への信用がない

住信SBIネット銀行の法人口座審査では、法人そのものだけでなく、代表者個人の信用情報も重要な審査対象となります。

そのため、過去に金融事故歴がある場合、たとえ現在の法人に直接の問題がなくても、口座開設を断られる可能性があります。

このように、銀行は法人口座の「不正利用」や「トラブル発生」のリスクを未然に防ぐため、代表者の信用情報も重視しています。

本人確認書類や申請フォームの記載内容に不備・虚偽がある

住信SBIネット銀行の法人口座開設では、本人確認書類や申請フォームに「不備」や「虚偽」があると、即審査落ちとなる可能性があります。

たとえ不注意による記載ミスであっても、「信用性に欠ける」と判断されることがあるため要注意です。

こうした不整合は単純ミスの場合でも、銀行に対して「故意の虚偽申告」と受け取られる可能性があるため、申請前に記載内容と提出書類は必ず照合しましょう。

必要書類（登記簿謄本・印鑑証明・本人確認書類など）の不備

住信SBIネット銀行の法人口座開設では、提出する必要書類に不備があると、審査に落ちる可能性が高まります。

特にオンライン申請では、アップロードした書類の不鮮明さや期限切れなどが見落とされがちです。

書類名	主な不備例
登記簿謄本	発行日が古い、写りが不鮮明
印鑑証明書	代表者の情報と不一致
本人確認書類	有効期限切れ、住所の表記違い

申請前には、書類の有効期限・記載内容・画像の鮮明さを必ず確認し、正確な情報を提出することが、審査通過には欠かせません。

過去に住信SBIネット銀行で口座開設を断られている

住信SBIネット銀行では、過去に同じ法人や代表者が口座開設を断られている場合、再申請でも審査に通らない可能性が高くなります。

なぜなら、審査履歴は銀行内部で管理されており、短期間での再申請は特に厳しくチェックされるからです。

状況	審査への影響
同一法人で再申請	前回の不備が解消されていないと再落ちのリスク大
代表者が複数法人で申請	信用調査対象としての履歴が引き継がれる可能性あり
理由を明示せず再申請	曖昧な再挑戦はマイナス印象につながる

再申請する場合は、前回の審査落ち理由を分析し、改善点を明示したうえで申請することが重要です。

また、過去に個人または法人として住信SBIネット銀行と何らかのトラブルがあった場合、いわゆる「社内ブラック」として銀行内に情報が蓄積されている可能性があります。

このようなケースでは、住信SBIネット銀行で法人口座を作るのは極めて困難となるため、別の銀行で法人口座開設の申し込みをすることをおすすめします。

同一住所・同一代表者の法人が複数存在している

住信SBIネット銀行の法人口座審査では、同一住所や同一代表者で複数の法人が存在している場合、不正利用リスクがあるとみなされ、審査に不利になることがあります。

特に、名義貸しや口座の売買、マネーロンダリング・循環取引（不正会計）利用などが疑われやすいため注意が必要です。

状況	審査への影響
同住所で複数法人	バーチャルオフィス・ペーパーカンパニーと疑われる
同一代表者が複数法人を運営	名義貸しや資金移動の懸念が強まる
実体が確認できない法人がある	すべての法人の信頼性が低下する可能性あり

このような場合は、法人ごとの実態や口座の用途を明確に説明できる資料の提出が重要です。

住信SBIネット銀行の法人口座開設の審査落ちた場合の対応策6つ

住信SBIネット銀行の法人口座開設の審査落ちた場合の対応策6つは、次のとおりです。

以下、それぞれ解説します。

事業内容や登記情報の見直しを行う

住信SBIネット銀行の法人口座審査に落ちた場合は、まず事業内容や登記情報に不備や曖昧な点がないかを見直すことで、審査通過率を上げることが可能です。

見直すべき項目	チェックポイント
定款の事業目的	現実の業務と一致しているか
登記上の所在地	実際の拠点と一致しているか
商号・代表者情報	他書類と表記のブレがないか

筆者も会社設立・法人口座開設の相談を受けますが、実際にこのような不備や不整合といったケースは多々あります。

なぜなら、普段見慣れない書類が複数あり、申請者が書類間の整合性チェックまで気が回らないことが多いためです。

そのため、見直しを少しするだけでも、審査通過率は高くなります。

ホームページやSNSで事業実態をアピールする

ホームページやSNSを活用し、事業内容やサービスの提供実績を明確に発信することで、審査担当者に「実在性」と「信用力」をアピールすることにより、審査通過率が上がります。

なぜなら、住信SBIネット銀行の法人口座開設では、外部から確認できる事業実態が重視されるからです。

発信ツール	アピールポイント
ホームページ	会社概要・代表者・事業内容・所在地の明示
SNS（X、Instagram等）	商品・サービス紹介、顧客とのやり取り
Googleビジネスプロフィール	営業時間や口コミの掲載で信頼性アップ

情報発信の積み重ねが、事業の透明性と信頼性の証明となり、審査通過の後押しになります。

もしこれらが未整備の場合は、再申請前に整えるのがおすすめです。

バーチャルオフィスではなく実際のオフィスを構えることを検討する

審査通過を確実にしたい場合は、実際に業務を行っているオフィスの住所を登記・申請に使うべきです。

なぜなら、住信SBIネット銀行の法人口座審査では、バーチャルオフィスの住所だと審査が不利になる可能性があるからです。

特に格安バーチャルオフィスは、実態不明な法人や名義貸しを疑われやすく、信用評価が下がる傾向にあります。
（闇バイトや詐欺、マネーロンダリングといった不正利用の疑いが、相対的に高まるため）

したがって、確実な審査通過を目指すなら、実態のあるオフィスを用意しておくことをおすすめします。

他のネット銀行や信用金庫などの口座開設を検討する｜GMOあおぞらネット銀行がおすすめ

住信SBIネット銀行の審査に落ちた場合、他のネット銀行や信用金庫などで法人口座を開設することをおすすめします。

なぜなら、金融機関ごとに審査基準は異なるため、住信SBIネット銀行で審査落ちしたとしても、他の銀行では審査通過する可能性があるからです。

銀行の種類	特徴・傾向
ネット銀行（例：GMOあおぞら、楽天銀行）	面接不要で申請は簡易・審査通過率は高め
地方銀行・信用金庫	地域密着型で対面審査が中心、事業内容が特に重視される
都市銀行（メガバンク）	実績や資金力があり、事業規模の大きい法人向けで審査は厳格

ただし、申し込み前に「住信SBIネット銀行に審査落ちした原因」を分析した上で、きちんとした対策をする必要があります。

特におすすめなのは、住信SBIネット銀行とスペックが近い「GMOあおぞらネット銀行」です。

事業実績を積んでから再申請を狙う

住信SBIネット銀行の審査に落ちた場合でも、事業実績を積み重ねることで、再申請時の通過率を上げることが可能です。

開業直後は信用情報や実態の乏しさから警戒されやすいため、中々法人口座開設できない場合、まずは一定期間の営業実績を作ることに集中しましょう。
（法律上、法人口座を作るまで、個人口座で会社運営すること自体は問題ありません）

特に、「契約書」「請求書」「発注書」「納品書」などの証憑類は、事業の実態を示す強い証拠力がある実績資料になります。

これらの実績は、「実在性のある健全な法人」として審査で評価される要因になります。

そのため、再申請をする際には、十分な実績資料の準備を整えたうえで、時期を見て行いましょう。
（概ね、審査落ちしてから3ヶ月～6ヶ月程度の期間を空けるのが良いでしょう）

融資・補助金など公的証明があると有利になることも

住信SBIネット銀行の法人口座開設において、融資や補助金の採択実績があると、審査が有利になるケースがあります。

なぜなら、公的機関による審査を通過していることは、事業の信頼性や実態を示す有力な証拠となるからです。

有利になる理由	審査担当者の視点
政府・金融公庫等の審査をクリア済み	既に公的機関で審査済みのため、信用や実態が一定レベルで確認できている。
ビジネスの実態・資金使途が明確	通知書に事業内容や資金用途が記載されており、資金の流れが可視化されている。
財務基盤とキャッシュフローの裏付け	調達額や返済計画が明記されており、継続的な入出金が期待できる。
反社チェック・コンプライアンス面の信頼感	公的機関で確認済のため、リスクが低く扱いやすい。
取引の見込みがある	入金や決済が見込め、休眠口座化リスクが低いと評価しやすい。

そのため、これらの書類を添えて再申請することで、事業の透明性と信用力を高め、審査通過率を上げることが可能です。

住信SBIネット銀行の法人口座開設審査は厳しいのか？

筆者の経験上、ネット銀行は法人口座開設審査がゆるいと思われがちですが、決して審査が甘い訳ではありません。

なぜなら、事業実態の有無や、反社会的勢力排除、マネーロンダリング対策に関して厳格なチェックが行われるからです。

そのため、事業での利用目的が明確でない場合は、ネット銀行であっても口座開設の審査に落ちる可能性があります。

つまり、「適法性」の観点では、ネット銀行も厳しいな審査体制を敷いており、住信SBIネット銀行も例外ではありません。

特に、新設法人やバーチャルオフィス利用者は慎重に審査される傾向があるため、審査通過のためには、事前の準備や事業実態の明確な説明が重要です。

住信SBIネット銀行の法人口座開設の審査落ちに関するよくある質問・回答

住信SBIネット銀行の法人口座開設の審査落ちに関するよくある質問・回答をまとめました。

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