住信SBIネット銀行の法人口座は、運転免許証のみで開設が可能であり、振込手数料が一番安い銀行という点で、多くの人から良い評判・口コミを集めています。
本記事では、住信SBIネット銀行の法人口座の評判・口コミを集めて紹介していますが、上記の点が一番の強みです。
また、集めた評判・口コミや、私の実際に使った体験などを踏まえて、当社としての住信SBIネット銀行の総合評価を出しました。
総合評価:( 9.6点 )
— 総合評価の内訳 —
- 口座開設速度 :( 10/10 )
- 審査通過率 :( 10/10 )
- 手数料 :( 9/10 )
- ビジネスローン:( 9/10 )
- 口コミ評判 :( 10/10 )
- 私の使用感 :( 9/10 )
(当サイトの評価基準)
当サイトでは、次の基準に基づき各銀行の法人口座を評価しています。
指標 | 評価内容 |
---|---|
口座開設速度 | 申請~口座開設までの早さ。各銀行の公式サイトでの公表値、及び独自インタビューによる回答を評価し、口座開設までの時間が早いほど高評価とする。 |
審査通過率 | 法人口座開設審査の通過率。独自インタビューによる回答を評価し、審査通過率が高いほど高評価とする。 |
手数料 | 法人口座の各種手数料。各銀行の公式サイトでの公表値、及び独自インタビューによる回答を評価し、各種手数料が安いほど高評価とする。 |
ビジネスローン | ビジネスローンの使いやすさ。各銀行の公式サイトでの公表値、及び独自インタビューによる回答を評価し、ビジネスローンが使いやすいほど高評価。 |
口コミ評判 | 利用者の口コミ・評判。評判が良いほど高評価とする。ただし、明らかに事実に反する・偏向のある口コミは評価対象から除外する。 |
私の使用感 | 筆者(ARMS会計株式会社代表:太田昌明)が実際に使用した感想を評価。上記の各指標に誤りがないことの裏付けとしても確認している。 |
住信SBIネット銀行はSBIグループの一員であり、特にSBI証券が有名なことから銀行も世間的な認知度が高く、多くの人に利用されています。

なお、リサーチをしていると怪しいという噂もあったため、記事内では私が住信SBIネット銀行を実際に使った感想も記載しました。
結論、全銀行の中でも一番書類数が少なく簡単に開設できるため、会社設立時に法人口座として開設しておくべき銀行です。
住信SBIネット銀行のおすすめする人
住信SBIネット銀行の利用をおすすめしない人
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1988年生まれ
公認会計士・税理士
2014年 EY新日本有限責任監査法人 入所
2021年 ニューラルグループ株式会社 入社
2022年 株式会社フォーカスチャネル取締役 就任
2024年 太田昌明公認会計士・税理士事務所 開業
2024年 ARMS会計株式会社 代表取締役社長
前職では上場会社の経理財務部長として勤務し、現在は経理・財務支援サービス会社を経営しています。
現職・前職では多数の法人口座管理経験があり、経理財務業務と会計業務のフロー構築は得意分野です。
住信SBIネット銀行の良い評判・口コミ
住信SBIネット銀行の良い評判・口コミは、次のとおりです。
なお、当サイトでの評判・口コミは、ARMS会計株式会社のクライアントで銀行の法人口座を実際に利用したことがある方へのヒアリングや、独自のコネクションを通じて利用者の方々へのインタビューを行い、直接入手した回答を掲載しています。また、他の場所で掲載された口コミを引用する際には、その信憑性を評価した上で筆者独自のコメントを掲載しています。評判・口コミは随時募集していますので、掲載をご希望の方はお問い合わせページよりご連絡ください。
私の集計・分析結果としては、振込手数料の低さとネットバンキングの無料提供というコスト面で非常に優れています。
特に振込手数料の水準はネット銀行の中でも際立っており、資金移動が多い企業には大きなメリットです。
加えて、スマート認証NEOによるセキュリティの高さ、オンラインで完結する口座開設手続き、バーチャルオフィス利用者への対応といった利便性の高さも確認できました。
以上から、スタートアップや小規模法人にとって非常におすすめできるネット銀行と言えます。
振込手数料のコストをかなり削ることができた。

- 評価:( 5.0 )
- 開設目的:支払口座
- 利用者:法人
住信SBIネット銀行は、手数料がダントツで低かったです。同行宛ての振込手数料が全て無料であり、他行宛ての振込手数料が1件130~145円という水準なのはとても助かります。さらに、先々月の振込件数が多くなるほどドンドン手数料が低くなるので、支払口座としては物凄くうってつけでした。おかげで、振込手数料のコストをかなり削ることができ、会社のトータルコストを年間数十万円下げられました。取引先に住信SBIネット銀行の利用者が多いため、長い間お世話になります。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
インターネットバンキングが無料で助かる。

- 評価:( 5.0 )
- 開設目的:会社設立
- 利用者:法人
インターネットバンキングが無料で助かる。メガバンクとかだと月額の維持費用だけでなく、インターネットバンキングの利用契約料が数万円取られるので、それだけで年間数十万円が消えてしまう。会社設立直後はお金に余裕がないので、事業に関係ないところでお金を使いたくなかった。その点、住信SBIネット銀行はメガバンクなどと違って月額の口座維持手数料がかからないので、起業家には是非利用を勧めたい。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
外出時の急な支払いのときにすぐ使えた。

- 評価:( 4.5 )
- 開設目的:会社設立
- 利用者:法人
会社を作った直後は、いろいろ自分がやらなければならないことが多く、支払とかもお金を任せられる人がまだ採用できていないので決済も私がやらなければなりません。そんなとき、スマホアプリで営業先でも銀行の支払手続ができるのは非常に重宝しました。外出の急な支払いのときにすぐに使えたので、期限ぎりぎりでヤバイ支払いも直ぐに対応できて助かります。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
スマート認証NEOで端末セキュリティの安全性が高まった。

- 評価:( 4.5 )
- 開設目的:会社設立
- 利用者:法人
オフィスに居ることが少なく、常に外にいるような業種を営んでいます。そのため、スマホで様々なツールを操作することが多いですが、スマホを落とした時の場合を考えると結構不安でした。その点、住信SBIネット銀行のスマート認証NEOで端末セキュリティの安全性を高めることができました。落としたとしても登録したスマホ以外ではログインができなくなるため万が一の時の不正ログインを防止することができ、メガバンクとかがやっている電子証明書方式のようなもので安心感が増しました。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
法人口座開設がオンラインのみでいけた。

- 評価:( 4.5 )
- 開設目的:会社設立
- 利用者:法人
法人口座開設がオンラインのみでいけました。口座開設の手続きや審査の面談で銀行店舗へ足を運ぶ必要が無かったので、負担感なく法人口座を持つことができました。会社を作ったばかりだと、役所や税務署、年金保険事務所へ行ったり、いろいろやらなきゃいけない手続もいっぱいあるので、オンラインで済むのが本当に良かったです。これから会社を作る人には、住信SBIネット銀行を是非すすめたいと思います。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
法人口座開設の必要書類が運転免許証だけで済んだ。

- 評価:( 5.0 )
- 開設目的:会社設立
- 利用者:法人
法人口座の開設の必要書類が運転免許証だけで済んだのはびっくりしました。他の銀行だと、少なくとも会社の沿革であったり、オフィスなどの契約書、事業計画書などの複数書類が必要ですが、住信SBIネット銀行だけ運転免許証のスマホ撮影のみで、そのほかの書類は一切提出を求められませんでした。web申込の入力箇所もそこまで凝ったものではなかったので、もしかしたらそこらの個人口座よりも法人口座を開設しやすかったです。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
バーチャルオフィスでも法人口座開設ができた。

- 評価:( 5.0 )
- 開設目的:会社設立
- 利用者:法人
バーチャルオフィスでも法人口座を開設することができました。バーチャルオフィスだと審査が面倒くさいとよく言われていましたが、住信SBIネット銀行では特になにも突っ込まれることなく、スムーズに口座開設手続が進みました。店舗や設備を持たないフリーランスに近い事業だったので、登記するためだけに高い固定費がかかるのが嫌でした。なので、バーチャルオフィスで固定費を下げつつ、法人口座もサクッと開設できる住信SBIネット銀行はとても良かったです。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
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住信SBIネット銀行の悪い評判・口コミ
住信SBIネット銀行の悪い評判・口コミは、次のとおりです。
なお、当サイトでの評判・口コミは、ARMS会計株式会社のクライアントで銀行の法人口座を実際に利用したことがある方へのヒアリングや、独自のコネクションを通じて利用者の方々へのインタビューを行い、直接入手した回答を掲載しています。また、他の場所で掲載された口コミを引用する際には、その信憑性を評価した上で筆者独自のコメントを掲載しています。評判・口コミは随時募集していますので、掲載をご希望の方はお問い合わせページよりご連絡ください。
私の調査・分析によると、住信SBIネット銀行の悪い評判・口コミは、振込手数料の無料サービスが限られている点、店舗での対面相談ができない点、カスタマーサービスへの電話がつながりにくい点が指摘されていました。
ただし、個人的には、法人口座で無料振込サービスがあること自体が稀であり、「あればラッキー」程度と考えれば大きなマイナスではないと考えます。
また、サポート面も、FAQやチャット対応が充実しており、実務上困る場面はほぼありません。
むしろ、電話対応による待ち時間や、会話でのやりとりにかかる時間を省ける点は業務効率の面で優れており、私としてはかえって好印象を持っています。
振込手数料が1ヶ月に何回か無料になってくれれば、もっと良いと感じた。

- 評価:( 2.5 )
- 開設目的:支払口座
- 利用者:法人
住信SBIネット銀行は手数料が低いのでよく使わせていただいています。ただ、振込手数料が1ヶ月に何回か無料になってくれれば、もっと良いと感じました。元々の値段が低いので高望みはできませんが、例えば月に〇〇回無料とかのサービスがあると、もっと利用したいと思えました。一応、創業したばかりの会社は2ヶ月間無料になる期間があるらしいですが、設立からある程度経過した企業でも条件を満たせば無料みたいなサービスがあると嬉しいです。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
店頭相談が全くできないのは、何だかんだ不便に感じた。

- 評価:( 2.5 )
- 開設目的:支払口座
- 利用者:法人
店頭相談が全くできないのは、何だかんだ不便に感じました。もちろん、ネット銀行なので元々店頭へ足を運ぶ想定は全くありませんでしたが、専任の担当者がいるといざというときに相談がしやすいので、やはりいた方がいいのかなと思うときがあります。その代わり手数料が低いのは理解していますが、会社がどんどん大きくなってくると、やっぱり資金繰りやビジネスマッチング、社内の福利厚生導入(NISA、iDeCoなど)の相談など気軽にできる方がありがたいです。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
カスタマーサービスへの問い合わせをしたいときに電話がつながりにくい。

- 評価:( 2.0 )
- 開設目的:会社設立
- 利用者:法人
カスタマーサービスへの問い合わせをしたいときに電話がつながりにくいです。多分、他の会社の経理とかも繁忙期に電話で問い合わせることが多いので混んでいるのだと思います。ただ、相談したいときに電話が繋がりにくいのは不便さを感じました。チャットボット・有人チャットやFAQ、メール問い合わせ(回答が30分以内)など十分良いのですが、やはり緊急性が高い対応を電話でさっさと済ませたい節があるため、この点は信用金庫とかの方が良いのかなと思いました。
情報源:ARMS会計株式会社アンケート調査
私が住信SBIネット銀行を使用した口コミ・レビュー
私自身、実際に住信SBIネット銀行で法人口座を開設し、利用をしました。
その感想は次のとおりです。
以下、それぞれ解説します。
運転免許証以外の必要書類が不要で、口座開設がラクだった。
とにかくビックリしたのが、運転免許証だけでその他の書類が一切不要で口座開設手続が終わったことです。
もちろん、「会社の基本情報」「代表者の個人情報」「簡単な事業概要など」をwebで入力する必要がありますが、それでも他の銀行と比較して事務手続きの負担は全くありませんでした。
また、手続は全てweb上で行うため、書類郵送などもありません。
その結果、トータル15分で法人口座開設の申込手続が完了したので、かなり手続がラクに感じました。
なお、住信SBIネット銀行の法人口座開設の流れは記事末尾で画像付き解説をしています。
(※身分証明書が運転免許証以外の場合、郵送だけ追加の手間が必要になります。)
私の経験上、全銀行の中で一番ラクだと思います。
「会社実績なし」でもサクっと口座開設ができて安心できた。
口座開設の申込で審査が通るか不安でしたが、会社の実績を問われることもなく、以外にもサクっと口座開設ができました。
口座開設を申込した時点は会社設立から約3ヵ月であり、決算書もなく足元の会社実績が無かったため、審査に通るか不安でした。
とりあえず法人口座を1つ開設することが重要なので、サクっと開設できる住信SBIネット銀行はこの点とても安心感があると思います。
また、口座開設を振り返ってみて、実績より「何をやっている会社か」「これから何をするのか」という点を意識して申込書の記入を行うことが重要だと感じました。
そのため、「やりたいことが明確であるけど実績がない」という人に、住信SBIネット銀行はうってつけだと思いました。
企業直後の出費を抑えたい場合、最善の銀行だと感じた。
住信SBIネット銀行は、とにかく手数料が安いです。
通常の銀行だと月額でかかるネットバンキング利用料が無料であり、振込手数料も「同行宛て:無料」「他行宛て:130~145円」と非常にリーズナブルで使いやすかったです。
また、住信SBIネット銀行は、口座開設から2ヶ月は月10回まで他行宛ての振込手数料が無料になるので、創業直後のタイミングで出費を抑えられて助かっています。
最初は投資や発注、備品や人など揃えるものが多く、準備や活動に出費がかさみます。
会社が儲かるかまだ見えないタイミングで、事業に直結しない出費を少しでも抑えられるのはとても良かったです。
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【比較表】住信SBIネット銀行と他行を比べてみた
住信SBIネット銀行と他行ネット銀行の法人口座を、機能や手数料、利便性の面で徹底比較しました。
GMOあおぞらネット銀行 | 住信SBIネット銀行 | 楽天銀行 | PayPay銀行 | イオン銀行 | SBJ銀行 | セブン銀行 | ローソン銀行 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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総合評価 | ( 9.7点 ) | ( 9.6点 ) | ( 8.4点 ) | ( 8.1点 ) | ( 5.9点 ) | ( 5.7点 ) | ( 5.3点 ) | ( 5.1点 ) |
書類提出方法 | web完結 | web・郵送 | 郵送 | 郵送 | 店頭 | 店頭 | 非公開 | 郵送 |
口座開設スピード | 最短即日 | 最短翌日 | 約2週間 | 最短3日 | 3週間 | 1週間 | 非公開 | 2週間程度 |
店頭手続 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要 | 必要 | 非公開 | 不要 |
振込手数料 (同行宛て) | 無料 | 無料 | 無料 | 55円 | 無料 | 無料 | 55円 | 55円 |
振込手数料 (他行宛て) | 129~145円 | 130 ~145円 | 150~229円 | 160円 | 150~229円 | 330円 | 165円 | 143円 |
ATM手数料 | 月5回無料 110円 | 110円 | 220~275円 | 0~330円 | 0~110円 | 0~110円 | 0~110円 | 0~110円 |
口座維持費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 2,200円 / 月 | 無料 | 6,600円 / 月 | 無料 |
ペイジー対応 | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
社会保険料口座振替 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 |
労働保険口座振替 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 |
ダイレクト納付による納税 | 可能 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
公式サイト | 公式HP | 公式HP | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
※注釈
- 手数料は1回あたりの金額
- GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は「振込料金とくとく会員(月額500円)」だと129円で利用可能
- 住信SBIネット銀行の振込手数料は、前々月の振込回数に応じて最大130円まで引き下げ可能
- ペイジーは使える業者数等で判定
- 口座振替やダイレクト納付については、以下のサイトを参照
※日本年金機構「厚生年金保険料等・国民年金保険料の口座振替可能金融機関一覧表」
※国税庁「利用可能金融機関一覧(ダイレクト納付)」
※厚生労働省「労働保険料等の口座振替納付」
上表の通り、同じネット銀行でも、銀行によって特徴が大きく異なります。
上記比較表を参考に、ぜひご自身に合う銀行の法人口座を開設をしましょう。
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住信SBIネット銀行の利用をおすすめする人
住信SBIネット銀行の法人口座は、次の人におすすめです。
以下、それぞれ解説します。
法人口座を早く開設したい人
とにかく早く法人口座を開設したい人に、住信SBIネット銀行はおすすめです。
なぜなら、口座開設申請から最短翌日で審査が完了し、法人口座を利用することができるからです。
私の調査した限り、全銀行の中でGMOあおぞらネット銀行に次ぐ口座開設の早さです。
通常、法人口座はどんなに早くても2週間程度は開設に時間が掛かってしまうものです。
そのため、法人口座を早く開設したい人に、住信SBIネット銀行はおすすめします。
法人口座開設に手間をかけたくない人
法人口座開設に手間をかけたくない人に、住信SBIネット銀行は強くおすすめできます。
なぜなら、全銀行の中で必要書類が一番少なく、法人口座開設の手間がかからないからです。
さらに、身分証明書として運転免許証があれば、「webでの申込フォーム入力」と「運転免許証のスマホ撮影のみ」で口座開設が可能です。
私が実際に口座開設したとき、「会社実態の確認書類」すら不要なのは驚きました。
そのため、法人口座開設に手間をかけたくない人は、住信SBIネット銀行が一番おすすめします。
開業直後に法人口座を確実に持ちたい人
住信SBIネット銀行は、開業直後に法人口座を確実に持ちたい人におすすめできます。
なぜなら、住信SBIネット銀行はネット銀行で審査通過率が高い上、「積極的に落とす」という審査をしていないからです。
もちろん、「web申請の内容の正誤チェック」や「代表者の信用チェック」は銀行として厳しく行われますが、法人の実績自体はそこまで重視されていません。
そのため、100%ではないですが、法人口座を確実に持ちたい創業者に住信SBIネット銀行はおすすめします。
手数料を安くしたい人
手数料を安くしたい人に、住信SBIネット銀行はおすすめです。
なぜなら、他行宛て振込手数料が130~145円(1件あたり)と全銀行の中でもトップクラスに安く、ネットバンキング利用料が無料だからです。
さらに、「振込優遇プログラム」により最大130円まで振込手数料を下げることが可能です。
そのため、手数料を安く抑えたい人に住信SBIネット銀行をおすすめします。
ビジネスローンを使いたい人
住信SBIネット銀行は、ビジネスローンを使いたい人におすすめできます。
なぜなら、創業直後は銀行融資が難しいため、ビジネスローンが主たる資金調達手段になるからです。
住信SBIネット銀行は、ネット銀行の中でも最大3,000万円まで借入をすることが可能です。
ネット銀行は借入上限を1,000万円付近に設定している銀行が多いため、ファクタリングやカードローンなどに頼らず運転資金調達を行いたい人に住信SBIネット銀行のビジネスローンは向いています。
なお、楽天銀行は最大1億円まで借入可能なビジネスローンですが、担保・保証人が必要で審査がネット銀行の中では厳しく、決算書を過去3期分提出する必要があります。
そのため、創業直後のビジネスローンとしては、住信SBIネット銀行の商品はおすすめできます。
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住信SBIネット銀行の利用をおすすめしない人
住信SBIネット銀行の法人口座は、次の人にはおすすめしません。
以下、それぞれ解説します。
既に年商が数億円以上の規模の法人
既に年商が数億円以上の規模の法人には、住信SBIネット銀行をおすすめしません。
なぜなら、ネット銀行は創業1年未満の会社が目安であり、年商が1億円を超えてくると信用金庫や地銀との取引を増やしていく方が経営戦略として重要だからです。
銀行の営業担当者は、次のような会社を優遇してくれます。
- 預金してくれる
- 借入してくれる
- 振込手数料を払ってくれる(口座を利用してくれる)
- 経営者個人でも口座開設してくれる
そのため、ある程度会社が成長してきたら、信金や地銀との取引を増やす方が、会社の成長戦略・資金繰り戦略の幅がでるため望ましいです。
ただし、住信SBIネット銀行は手数料が安く、バーチャル口座設定可能な上、web24時間対応しているため、「支払口座目的」や「ECサイトの入金口座目的」として利用するのはおすすめできます。
社会保険料の自動口座振替を利用したい人
住信SBIネット銀行は、社会保険料の口座振替をしたい人にはおすすめしません。
なぜなら、住信SBIネット銀行は、社会保険料の口座振替に対応していないからです。
ネット銀行で対応しているのは、GMOあおぞらネット銀行のみになります。
ただし、社会保険のペイジー納付には対応しているため、こだわりがなければ特に業務上大きな支障は出ません。
(強いて言えば、納付忘れに注意するくらいです)
銀行の営業担当者について欲しい人
銀行の営業担当者がつくことを希望する方には、住信SBIネット銀行は適していません。
なぜなら、ネット銀行では法人口座ごとに専任の営業担当者が付かないからです。
そのため、営業担当者と直接コミュニケーションを取りたい人には、住信SBIネット銀行をおすすめできません。
住信SBIネット銀行によくある質問・回答
住信SBIネット銀行によくある質問・回答をまとめました。
住信SBIネット銀行のデメリットは?
住信SBIネット銀行の法人口座を使うデメリットは、次のとおりです。
- 営業担当者がいない
- 社会保険料の口座振替ができない
そのため、年商1億円超などの規模の会社で上記デメリットを避けたい場合、住信SBIネット銀行と併用して信金や地銀の法人口座を開設することをおすすめします。
SBI住信ネット銀行を使うメリットは?
住信SBIネット銀行の法人口座を使うメリットは、次のとおりです。
- 手数料が安い
- 口座開設の手間がかからない
- 口座開設審査がゆるい
- 法人口座開設が早い
- 上場企業で信頼性が高い
- 入出金明細のみでビジネスローン3,000万円まで可能
上記メリットがあるため、特に創業1年未満の会社に住信SBIネット銀行はおすすめです。
SBI証券と住信SBIネット銀行を連携するデメリットは?
SBI証券と住信SBIネット銀行を連携するデメリットは、SBI証券の口座から他行へ直接出金ができないことです。
仮にSBI証券から他行へ出金する場合、「振込先金融機関口座」の変更手続きが必要になります。
そのため、住信SBIネット銀行以外で「口座引き落とし」や「クレジットカード引き落とし」の残高が不足している場合、SBI証券から直ぐに出金ができないため注意が必要です。
住信SBIネット銀行は安心できますか?
住信SBIネット銀行は安心できます。
なぜなら、先述のとおり、住信SBIネット銀行は上場企業であり、そのセキュリティが強固であるからです。
そのため、銀行のセキュリティを特に心配する場合、住信SBIネット銀行を選ぶと良いでしょう。
住信SBIネット銀行は勝手に口座開設されますか?
住信SBIネット銀行は、勝手に口座開設されることはありません。
なぜなら、仮に当事者の許可なく勝手に口座開設を行えば、その金融機関は処分されるからです。
もし「口座が勝手に開設された」と感じている人は、可能性としてSBI証券の口座開設の際に「住信SBIネット銀行の口座開設同時申込する」にチェックがついていた可能性があります。

住信SBIネット銀行で不正利用された場合の補償は?
住信SBIネット銀行で不正利用されてしまった場合、預金者保護法に則って補償がされます。
補償は、利用者の過失の程度により「全額補償」「一部補償」「補償されない」のいずれかになります。
補償の詳細については、住信SBIネット銀行の公式HPをご参照ください。
住信SBIネット銀行の格付けは?
住信SBIネット銀行の格付けは、次のとおりです。
格付機関 | 長期発行体格付 | 格付の見通し |
---|---|---|
日本格付研究所(JCR) | A | 安定的 |
上表のとおり、格付けがAのため、住信SBIネット銀行の返済能力は高く、財務が安定している状態と言えます。
住信SBIネット銀行は怪しいですか?
結論、住信SBIネット銀行は怪しくないです。
ただし、住信SBIネット銀行を騙っているフィッシングメール詐欺は怪しいです。
そのため、皆様におかれましてはフィッシング詐欺に引っかからないように十分な注意が必要です。
- 住信SBIネット銀行を装ったフィッシングメールが多発している
- フィッシングメールについて、Twitter(現X)に「怪しいメールが来た」旨の投稿が多数される
- 上記1,2の結果、「住信SBIネット銀行 怪しい」というキーワードがweb上に多くなって目立つ
- Googleも重要な情報だと認識し、検索上位や検索バーに「住信SBIネット銀行 怪しい」が現れるようになる
なお、住信SBIネット銀行では、「フィッシングメールのパターン」や「怪しいメールの通報窓口」を公開しています。
住信SBIネット銀行のメリット・デメリットは?
住信SBIネット銀行のメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
手数料が安い 口座開設の手間がかからない 口座開設審査がゆるい 法人口座開設が早い 上場企業で信頼性が高い 入出金明細のみでビジネスローン3,000万円まで可能 | 営業担当者がいない 社会保険料の口座振替ができない |
住信SBIネット銀行の法人口座は、手間がかからず素早い口座開設が可能であり、各種手数料が安いというメリットがあります。
一方、デメリットとして社会保険の口座振替ができないこと、銀行の担当者がつかないことが挙げられます。
そのため、主に創業1年未満の会社だと、住信SBIネット銀行の恩恵を存分に受けられます。
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住信SBIネット銀行の口座開設の流れ
住信SBIネット銀行の法人口座開設の流れは、次のとおりです。

住信SBIネット銀行の公式HPにジャンプし「法人口座開設」ボタンをクリックして口座開設フォームを開きます。
以下の4つの質問が表示されるので、それぞれ回答します。
- 法人の代表者は運転免許証を持っているか
- 法人の代表者は顔写真・運転免許証の撮影が可能か
- 法人の代表者が取引担当者にして良いか
- 実質的支配者の居住地が「日本国籍」のみで「5人以下」か
回答後、「口座開設申込兼特定取引を行う者の届出同意」等、各規程に同意します。
なお、上記4つの質問で1つでも「いいえ」があると、郵送での申込になります。
郵送での申込の場合、後述のstep3に代わり、「身分証明書のコピー」と「口座開設申込書」を郵送することになります。

申込フォームでは、次の情報を入力します。
- 法人番号
- 設立年月日・決算月
- 従業員数
- 電話番号・連絡先メールアドレス
- 会社ホームページの有無(ある場合、URL)
- 事業内容
- 取引状況
- 会社沿革(創業経緯、事業予定)
- 代表者情報(個人情報)
- 実質的支配者について(指示に従って回答)
なお、会社沿革は256文字以内で入力する必要があります。
申込フォームの入力および提出後、自動配信メールが届きます。
郵送による提出の場合、web申込フォームに入力した内容が「口座開設確認書」としてダウンロードできるので、これを印刷し郵送します。


「【法人口座開設】本人確認資料等の撮影のお願い」という表題のメールが届きます。
スマホでメール内にあるURLをタップして、運転免許証と顔写真の撮影をします。
郵送の場合、身分証明書のコピーを口座開設確認書と一緒に送付します。

身分証明書の撮影から最短翌営業日に、審査が完了し口座開設が完了したメールが届きます。
これで法人口座にログインすることが可能になり、法人口座を使い始めることができます。
以上で法人口座開設の手続きは完了です。
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住信SBIネット銀行の運営会社概要
サービス名称 | 住信SBIネット銀行 |
---|---|
運営会社 | 住信SBIネット銀行株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 円山 法昭 |
設立日 | 1986年6月3日(住信オフィスサービス株式会社として) |
ネット銀行事業開始日 | 2007年9月24日 |
資本金 | 310億円 |
事業内容 | デジタルバンク事業 BaaS事業 THEMIX事業 |
本店所在地 | 〒106-6219 東京都港区六本木三丁目2-1 住友不動産六本木グランドタワー |
GoogleMAP |
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