三井住友銀行「Trunk(トランク)」法人口座の評判・口コミと他社との違い

Trunkの評判・口コミ

三井住友銀行のTrunkは、2025年5月26日からサービスが開始される法人口座を中心とする総合金融サービスです。

法人口座を開設できるだけでなく、ビジネスカードや電子契約サービスなどの附帯サービスも利用できる「デジタル総合金融サービス」として注目されています。

イメージは、個人向けサービス「Olive」の法人バージョンです。

振込手数料は、三井住友銀行宛が「無料」、他行宛が「一律145円」と業界最低水準であり、これから法人口座を開設したい人にコスト・機能面ともにおすすめのサービスです。

そんなTrunkの評判・口コミは、以下のとおりです。

良い評判・口コミ

悪い評判・口コミ

三井住友銀行「Trunk」のロゴ

総合評価:( 9.6点 )

— 総合評価の内訳 —

  • 口座開設速度 :( 10/10 )
  • 審査通過率  :( 9/10 )
  • 手数料    :( 10/10 )
  • 口コミ評判  :( 9/10 )
  • 私の使用感  :( 10/10 )
(当サイトの評価基準)

当サイトでは、次の基準に基づき各銀行の法人口座を評価しています。

指標評価内容
口座開設速度申請~口座開設までの早さ。各銀行の公式サイトでの公表値、及び独自インタビューによる回答を評価し、口座開設までの時間が早いほど高評価とする。
審査通過率法人口座開設審査の通過率。独自インタビューによる回答を評価し、審査通過率が高いほど高評価とする。
手数料法人口座の各種手数料。各銀行の公式サイトでの公表値、及び独自インタビューによる回答を評価し、各種手数料が安いほど高評価とする。
口コミ評判利用者の口コミ・評判。評判が良いほど高評価とする。ただし、明らかに事実に反する・偏向のある口コミは評価対象から除外する。
私の使用感筆者(ARMS会計株式会社代表:太田昌明)が実際に使用した感想を評価。上記の各指標に誤りがないことの裏付けとしても確認している。

Trunkをおすすめする人

Trunkをおすすめしない人

執筆者情報

1988年生まれ
公認会計士税理士

前職では上場会社の経理財務部長として勤務し、現在は経理・財務支援サービス会社を経営しています。
現職・前職では多数の法人口座管理経験があり、経理財務業務と会計業務のフロー構築は得意分野です。


目次

Trunkの良い評判・口コミ(随時更新)

Trunkの良い評判・口コミは、次のとおりです。

なお、当サイトでの評判・口コミは、ARMS会計株式会社のクライアントで銀行の法人口座を実際に利用したことがある方へのヒアリングや、独自のコネクションを通じて利用者の方々へのインタビューを行い、直接入手した回答を掲載しています。また、他の場所で掲載された口コミを引用する際には、その信憑性を評価した上で筆者独自のコメントを掲載しています。評判・口コミは随時募集していますので、掲載をご希望の方はお問い合わせページよりご連絡ください。

以下、それぞれ紹介します。

前評判・下馬評①|ネット銀行の勢力図が塗り替わるかもしれません

ネット銀行の勢力図が塗り替わるかもしれません
Trunkの良い評判・口コミ(下馬評①)
  • 評価:( 5.0 )
  • 回答者:現役銀行員

銀行員の間でもTrunkへの評価・期待値・影響度は高く、「ネット銀行の勢力図が塗り替わるかもしれない」との声も聞かれます。SMBCはメガバンクの中では革新的なサービスを開発することが多く、OTrunkはliveに続き、法人口座を軸とした総合的金融サービスの提供・各種サービスとの連携など、メガバンクの信頼性を持ちながらネット銀行の利便性を実現しようとしており、今後の展開に注目が集まっています。
今は三井住友銀行の口座を持っていないベンチャー企業向けの預金を集める段階だと思いますが、今後、既存の中小企業にも対象が広がってくると、いよいよゲームチェンジが起こるかもしれません。

(銀行員や企業の社長や財務担当者の中では専ら評判ですが、三菱UFJは伝統的なお堅い体制で動きが遅いので、これからのデジタル金融時代で逆転されるかもしれません。旧auカブコム証券やウェルスナビ等で頑張ってはいますが、Vポイント、PayPay、SBI証券などの連携などに比べるとインパクトは薄いです


情報源:ARMS会計株式会社ヒアリング調査

前評判・下馬評②|SMBCの目玉商品で故太田社長の系譜を引き継ぐ中島社長の推進力を評価

故太田社長の系譜を引き継ぐ中島社長の推進力を評価
Trunkの良い評判・口コミ(下馬評②)
  • 評価:( 5.0 )
  • 回答者:現役銀行員

金融関係者からの評価は概ね好意的で、「Trunk」は中小企業金融のゲームチェンジャーになり得るとの見方が多く見られます。特に「メガバンク初の試み」による革新性と、充実した機能群に対するコストメリットが高く評価されています。これは、故太田社長の系譜を引き継ぐ中島社長の推進力を評価せざるを得ません。
また、圧倒的なブランドの三井住友VISAカードの大西社長も専門誌のインタビューで「信頼できる経理部長のようなデジタル金融サービスにしていく」と、Trunkへの熱量が凄いです。
銀行とカードが一体となったSMBCの戦略は、近いうちに多くの企業からの預金を集め、長期的には融資戦略についても革新的なことを行うかもしれません。


情報源:ARMS会計株式会社ヒアリング調査

前評判・下馬評③|利用者に便利な銀行以外の周辺サービスをパッケージ化するのが上手い

利用者に便利な銀行以外の周辺サービスをパッケージ化するのが上手い
Trunkの良い評判・口コミ(下馬評③)
  • 評価:( 4.5 )
  • 回答者:ベンチャー企業の財務担当者

SMBCは銀行サービスにとどまらず、経理・決済・資金繰りといった周辺業務まで一体化して提供するのが非常に上手です。Trunkでも、ロードマップを見ると法人口座とビジネスカード、請求書処理などをコーポレート業務のパッケージ化し、ワンストップで一括導入できるので非常に便利だと思います。
そのため、利用者に便利な銀行以外の周辺サービスをパッケージ化するのが上手いです。
銀行の融資相談でも、三井住友銀行はベンチャー融資など積極的に取り組んでいて、銀行員が何度も足を運んでくれて投資戦略・資金戦略のサポートをしてくれました。
SMBCには感謝しているので、リリースされたら、是非サービスを使いたいと思います。


情報源:ARMS会計株式会社ヒアリング調査

Trunkの悪い評判・口コミ(随時更新)

Trunkの悪い評判・口コミは、次のとおりです。

なお、当サイトでの評判・口コミは、ARMS会計株式会社のクライアントで銀行の法人口座を実際に利用したことがある方へのヒアリングや、独自のコネクションを通じて利用者の方々へのインタビューを行い、直接入手した回答を掲載しています。また、他の場所で掲載された口コミを引用する際には、その信憑性を評価した上で筆者独自のコメントを掲載しています。評判・口コミは随時募集していますので、掲載をご希望の方はお問い合わせページよりご連絡ください。

以下、それぞれ紹介します。

前評判・下馬評①|ある程度成熟した中小企業は開設しない

ある程度成熟した中小企業は開設しない
  • 評価:( 2.5 )
  • 回答者:経理財務担当

Trunkはスマホ完結・事業用のクレジットカードなど、創業初期の企業には便利ですが、ある程度成熟した中小企業は開設しないと思います。
それは、稟議・決裁を取る必要があり、決裁が通ったからといって、社長に「スマホで写真を撮らせて下さい」「免許証をアップロードするので貸してください」とは言えないからです(可能だとしても、社長は忙しいし、怖いからあまり言いたくない)。
それなら、従来の店舗型の銀行の支店へ行ったり、付き合いのある銀行に来てもらって口座開設の手続きをした方がはるかにラクなので、私は便利というイメージは湧かなかったです。


情報源:ARMS会計株式会社ヒアリング調査

前評判・下馬評②|純粋なネット銀行でないのでTrunkの収益性・持続可能性には疑問

純粋なネット銀行でないのでTrunkの収益性・持続可能性には疑問
  • 評価:( 2.0 )
  • 回答者:現役銀行員

Trunkは利便性の高いサービスを打ち出しているものの、純粋なネット銀行ではなく三井住友銀行のサービスの一つとして提供されるため、コスト構造の柔軟性に限界があり、「収益性に課題が残るのでは」と考えています。
特に手数料の安さや無料サービスの多さが長期的に持続可能なのかは疑問視しています。


情報源:ARMS会計株式会社ヒアリング調査

私がTrunkを使用した口コミ・レビュー(随時更新)

Trunkは2025年5月26日からサービス開始です。

私もTrunkを事業で使いたいので、事前受付キャンペーンにエントリーしている状況です。

5月26日から審査面談の予約が可能になるので、今後、法人口座の開設状況や使用感を随時更新して参ります。

筆者のTrunkへの期待について(2025年5月23日現在)

2023年3月の開始の個人向け「Olive」口座のサービスも凄かったですが、法人向けの総合金融サービス「Trunk」にも大きな期待を寄せています。

私が知り合いの銀行員に「Trunk」について所感を尋ねたところ、「三井住友フィナンシャルグループ元社長・故太田氏が掲げた”旧来型銀行からの脱却“という方針を色濃く引き継いでおり、現・中島社長の下で中堅・中小企業との取引強化を進める中、Trunkはその象徴的なプロダクトだ」と高く評価していました。

実際、Trunkのスペックは既存のネット銀行を上回る部分が多く、SMBCでは中小企業(平均預金残高1,000万円)の30万口座獲得、総額3兆円の預金集積という目標を掲げており、ネット銀行との勢力図が塗り替わる可能性すらあると感じています。

私自身、個人・会社経営者・財務部長などの様々な立場からSMBCのサービスを利用し、銀行員等とのお付き合いを経て来ましたが、改めてメガバンクの中ではSMBCグループが最も積極的に新領域へ切り込む傾向があると実感しています。
(特に、中小企業やベンチャー企業などの開拓は、温度感高く進めていた印象を受けました)

なお、5月26日のTrunkサービス開始以降も、まだ公表されていないサービスの発表もあるらしく、今後の展開を非常に楽しみにしています。

Trunkのロードマップ
引用:三井住友銀行「Trunk」公式PR

【比較表】Trunkと他行を比べてみた

Trunkと他行ネット銀行の法人口座を、機能や手数料、利便性の面で比較しました。

スクロールできます
TrunkGMOあおぞらネット銀行住信SBIネット銀行PayPay銀行楽天銀行
三井住友銀行「Trunk」のロゴGMOあおぞらネット銀行ロゴ住信SBIネット銀行ロゴPayPay銀行ロゴ楽天銀行ロゴ
総合評価
( 9.6点 )

( 9.7点 )

( 9.6点 )

( 8.4点 )

( 8.1点 )
書類提出方法web完結web完結web・郵送郵送郵送
口座開設スピード最短翌日最短即日最短翌日最短3日約2週間
店頭手続不要不要不要不要不要
振込手数料
(同行宛て)
無料無料無料55円無料
振込手数料
(他行宛て)
145円129~145円130~145円160円150~229円
ATM手数料月5回無料
110円
110円0~330円220~275円
口座維持費用
(ネットバンキング)
無料無料無料無料無料
社会保険料口座振替可能可能不可不可不可
労働保険口座振替可能可能不可不可不可
ダイレクト納付(※)可能可能可能不可不可
評判を見る評判・口コミ評判・口コミ評判・口コミ
公式サイト詳細詳細詳細
※注釈
  • ダイレクト納付は、国税を口座自動引き落としで納税できる機能です。e-Taxで引き落とし日時を指定するだけなので、事務手続きでイライラすることが無くなります。
  • 振込手数料・ATM手数料は1回あたりの金額
  • GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は「振込料金とくとく会員(月額500円)」だと129円で利用可能
  • 住信SBIネット銀行の振込手数料は、前々月の振込回数に応じて最大130円まで引き下げ可能
  • 口座維持費用(ネットバンキング利用料)は1ヶ月あたりの金額
  • 定量的に測れない指標については、アンケート調査・データ分析などの相対評価による
  • 口座振替やダイレクト納付については、以下のサイトを参照
    ・日本年金機構「厚生年金保険料等・国民年金保険料の口座振替可能金融機関一覧表
    ・国税庁「利用可能金融機関一覧(ダイレクト納付)
    ・厚生労働省「労働保険料等の口座振替納付

上表のとおり、各銀行によってサービス内容が異なります。

Trunkが他行よりも優れている点
  • 全般的に既存のネット銀行に勝るスペック
  • 手数料が安い
  • 中堅企業や大手企業との取引の場合、メガバンク口座が指定口座のケース多いので、振込手数料を抑えられる
  • 附帯サービスが利用できるため、会社経営に必要な機能を一通り揃えることが可能
  • 税金や社会保険料などの自動支払いに対応しており、煩雑な手続きが無く、支払漏れも回避できる
Trunkが他行よりも劣っている点
  • 法人ネット口座なので、店舗での対面サポートを受けられない
  • ある程度成熟した企業だと、稟議・決裁があるので逆に開設しにくい

Trunkにはこれといった弱点が見当たらず、三井住友銀行(SMBCグループ)が威信をかけて提供するサービスであることがうかがえます。

そのため、よほどSMBCグループが嫌いでない限り、Trunkの法人口座は開設すべきでしょう。

なお、私は新卒時からSMBC系列のサービスを使っており、株式を保有するほど気に入っていますが、SMBCは他のメガバンクが攻めにくい金融サービスを次々と開拓するパイオニアで、サービスがユーザー目線で使いやすいです。

三井住友銀行「Trunk」の特徴を紹介

三井住友銀行「Trunk」の特徴・法人口座サービスの概要は、下表のとおりです。

口座開設の手続き必要書類の提出はweb完結
Web面談が必要
口座開設スピード最短翌営業日
審査バーチャルオフィスOK
固定電話不要
原則、事業計画書が不要
振込手数料同行宛て:無料
他行宛て:145円 / 件
ネットバンキング利用料無料
支払手続の容易さペイジー
社会保険料・税金・日本政策金融公庫等の自動支払に対応

特に、Trunkを他行サービスと比較したときの大きな特徴は、次のとおりです。

以下、それぞれ解説します。

ネット銀行と並ぶ業界最安の手数料

Trunkの手数料

Trunkは、「手数料が最安」と言われていた従来のネット銀行と同等の手数料水準です。

手数料項目TrunkGMOあおぞら住信SBI楽天PayPay
口座維持費用無料無料無料無料無料
振込手数料(同行宛て)無料無料無料52円55円
振込手数料(他行宛て)一律145円~145円~145円150~229円160円
組戻手数料660円880円880円880円660円
※注釈
  • 手数料は1回あたりの金額
  • GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は「振込料金とくとく会員(月額500円)」だと129円で利用可能
  • 住信SBIネット銀行の振込手数料は、前々月の振込回数に応じて最大130円まで引き下げ可能
  • 振込手数料は、3万円未満と3万円以上で手数料が変わる銀行もある。
  • 組戻とは、誤って振込手続きをしてしまった場合に、返金してもらう処理のこと(ただし、振込先で着金済の場合、相手の承諾が必要)
  • Trunkの組戻手数料は、三井住友銀行の従来の法人口座の手数料を参考

手数料は「特別な達成条件」などは無く、一律に利用者に適用されます。

私が財務部長として上場会社に勤務していたときは、三井住友銀行をはじめとした「従来のメガバンク」では、手数料が非常に高いのが気になっていました。
(年間だと数十万円にも積み上がるため、会社規模によっては大きな利益インパクトです)

また、私が支払い業務をしていた際は、支払先の企業は何かしらのメガバンク口座を支払口座に指定していることが多かったです。

そのため、三井住友銀行宛てなら無料で更にお得になり、この手数料の安さだけでも、中小企業やスタートアップにとってはTrunkは開設すべき法人口座といえます。

最短翌営業日の口座開設が可能

Trunkは最短翌営業日の口座開設

Trunkは最短翌営業日に口座開設が可能であるため、ネット銀行と比較しても相当早いペースで法人口座を持つことができます。

TrunkGMOあおぞらネット銀行住信SBIネット銀行楽天銀行PayPay銀行
口座開設スピード最短翌日最短即日最短翌日約2週間最短3日

そのため、特に起業直後のスタートアップにとっては、次のアクションが早くなるメリットがあります。

例えば、会社設立したものの、法人口座がないと「法人口座も持てない会社なのか」と取引先からの信用が得られず、顧客の販売稟議を通せない可能性が高くなり、営業活動もままなりません。

この点、Trunkであれば、法人口座の中でもトップクラスのスピード感で口座開設が可能です。

税金・社会保険料などの公金の自動支払いに対応

後期の自動支払いに対応

Trunkは、社会保険料・税金・日本政策金融公庫などの自動支払いに対応しています。

これらの支払い機能は、主に「店舗型の銀行」に備わっており、ネット銀行では一部を除いて対応が限定的でした。

しかし、Trunkでは「店舗が無いネット口座」であるにも関わらず、従来の三井住友銀行法人口座のように、これらの公金の自動支払い等をすることが可能です。

そのため、ネット銀行と比較しても「優れているスペック」と評価できます。

法人口座に付随して便利な付帯サービスを利用できる

Trunkの附帯サービス

Trunkに申し込みをすると、法人ネット口座のみでなく、様々なSaaS系の附帯サービスを受けることが可能です。

特に、契約書の「収入印紙代の節約」「ペーパーレス化」が可能となる電子契約サービス法人用クレジットカードは、現代の会社経営では必ず必要なサービスであるため、非常に便利です。

私も会社設立した際、税務署や社会保険事務所(年金事務所)への届出や、会計ソフトの準備なので忙殺されていたので、ワンストップで全てパッケージで提供してくれるサービスが欲しいと何度も思いました。

この点、Trunkはワンストップでサービスを提供してくれるため、会社設立時の事務負担やストレスを軽減することが可能です。

Trunkの利用をおすすめする人は、次のとおりです。

以下、それぞれ解説します。

Trunkは、振込手数料や口座維持費などのコストをできる限り抑えたい人におすすめです。

特に他行宛の振込手数料は一律145円と、GMOあおぞらネット銀行や住信SBIネット銀行など、人気のネット銀行と同等のコストパフォーマンスを実現しています。

手数料項目Trunkの手数料
他行宛振込手数料一律145円
口座維持手数料無料
自行宛振込手数料無料

そのため、日常的に振込件数が多い企業やスタートアップにとって、大きなコスト削減につながります。

私自身の経理財務部長や決算支援サービスの経験から言えば、これにより年間で数十万円規模のコスト削減につながるケースも少なくありません。

Trunkは、法人口座の開設をスピーディに進めたい人におすすめです。

申込から審査、口座開設まで最短翌営業日で完了するケースもあり、従来の店舗型銀行に比べて圧倒的なスピード感があります。

オンライン完結型で、郵送や来店の手間も不要です。

項目内容
申込方法オンラインのみ
審査完了までの目安最短1営業日
来店・郵送の必要性原則不要(完全オンライン対応)

そのため、設立直後の法人や、急ぎで管理体制を整えたい方にとって、非常にメリットが大きいです。

私自身も会社を設立した際、取引先との契約や社内稟議の都合で法人口座を早急に用意する必要がありました。
そのため、遅くとも数日以内に口座を開設できるサービスがあることは、非常にありがたいと感じました。

Trunkは、法人口座を初めて開設するベンチャー企業にとって理想的な銀行口座です。

なぜなら、創業期に必要な基本機能や金融サービスが充実しているからです。

特に、口座開設と同時に「三井住友ビジネスオーナーズカード(クレジットカード)」を申し込めるため、SaaS系のサブスク決済やオンライン契約の初期設定がスムーズに行えます。

そのため、初めての法人運営に必要なインフラを、Trunkであれば手間なくスピーディに整えることができます。

Trunkは、社会保険料・税金・日本政策金融公庫への返済など、公的支払いの自動化をしたい人におすすめです。

これらの機能は従来、主に店舗型銀行にしか備わっていませんでしたが、Trunkではネット口座でありながら対応可能であり、経理業務の手間を大幅に削減できます。

支払い項目対応状況
社会保険料の口座振替対応可能
税金(法人税・消費税等)対応可能
日本政策金融公庫返済対応可能

特に、公的支払いの遅延は信用に直結し、最悪の場合は口座差し押さえなどの重大なペナルティに発展するリスクもあります。

私自身の経験からも、日々の業務や営業活動に追われる中で支払い期日を正確に管理するのは、想像以上に難しいです。

このようなケースにおいては、Trunkを利用することでバックオフィスの負担を軽減し、より本業に集中できる環境を整えることが可能です。

Trunkは、ネット銀行の利便性とメガバンク(三井住友銀行)の信頼性の両方を重視する人におすすめです。

オンライン完結のスムーズな操作性に加え、万が一のトラブル時にはメガバンクとしての安定したサポート体制が整っています。

項目Trunkの特長
利便性スマホ・PCで操作完結
信頼性三井住友銀行(SMBCグループ)が提供
サポート体制メガバンク水準の安心対応

そのため、日々の業務効率と長期的な安心感の両方を求める方におすすめです。

Trunkは、すでに三井住友銀行の個人口座を利用しており、法人と個人の銀行口座を一本化して管理したいオーナー経営者におすすめです。

特にオーナー企業では、「個人資金」と「会社資金」が、役員報酬・経費立替・役員貸付金・借入金などの形で頻繁に行き来します。

そのため、銀行ブランドをSMBCに統一することで、資金移動の効率が高まり、アプリやネットバンキングも同一インターフェースで使えるため、管理の手間を大幅に削減できます。

項目内容
資金移動SMBC内での送金が迅速・低コスト
管理画面個人・法人ともに使い慣れたUIで一元管理可能
サポート体制SMBCグループ内での情報連携がスムーズ

また、副次的な効果として、役員個人の預金残高が三井住友銀行内で増えることにより、法人取引においても銀行からの信用度が高まり、取引がスムーズに進むというメリットもあります。

実際に、私がIPO支援や経理支援をしている企業では、オーナーの個人資産の残高が大きいことで、銀行から法人取引についても優遇対応を受けているケースが少なくありません。

Trunkの利用をおすすめしない人は、次のとおりです。

以下、それぞれ解説します。

Trunkはネット完結型の法人向け口座サービスであり、来店による対面サポートを重視する方にはおすすめしません。

原則として支店窓口での対応は行っておらず、すべての手続きがオンライン上で完結します。

サポート項目Trunk対応店舗型銀行
来店対応
電話・チャット対応
オンライン手続き

そのため、「直接相談しながら手続きを進めたい」「窓口で説明を受けたい」といったニーズが強い場合は、従来の店舗型銀行の口座も開設し、使い分けをするのが良いでしょう。

Trunkは、すべての手続きがオンライン完結となっているため、スマートフォンやインターネットの操作に不慣れな方にはおすすめしません。

口座開設から各種設定、日常的な資金管理まで、Webやアプリを通じて行う必要があります。

項目Trunk(ネット型)店舗型銀行
スマホ・PCでの手続き必須一部対応
来店・対面でのサポート非対応原則対応
操作ガイドの提供あり(Web)対面で案内可能

そのため、ITツールに不慣れな方は、サポートが手厚い店舗型銀行を検討するのが無難です。

Trunkは法人向けの口座サービスであり、個人事業主が屋号付き名義で口座を開設することはできません。

そのため、事業用に「屋号+氏名」の名義を希望する個人事業主にはおすすめしません。

項目Trunk他のネット銀行
屋号付き名義の口座開設非対応一部対応
個人事業主の利用可否不可能可能

個人事業主で屋号口座を必要とする場合は、対応可能な銀行を選びましょう。

Trunkの法人ネット口座開設の流れ

Trunkの口座開設の流れ

Trunkの法人口座開設の流れは、以下のとおりです。


STEP
Trunkの公式サイトにアクセスしエントリーボタンを押す

Trunkの公式サイトにアクセスし、エントリーボタンを押します。

エントリーの際には、以下の情報を入力します。

  • 氏名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 会社名
  • 法人代表者名
  • 法人代表者の生年月日
STEP
自動配信メールが届くので、必要書類の提出・個人情報入力等を行う。

自動配信メールの指示に従い、web上で口座開設に必要な手続きを行っていきます。

必要書類については、「身分証明書」のほかに、以下のような「事業内容を確認できる書類」を提出する必要があります。

  1. 締結/調印済の各種契約書一式
  2. 他社発行の請求書・発注書・納品書など
  3. 自社発行の請求書・納品書+振込確認できる口座明細
  4. 売上/仕入活動状況を示す書類
  5. 事業計画書(設立間もなく、上記1~4を提出できない場合のみ)

特に、昨今は「オンラインカジノ」「マネーロンダリング」「闇バイト」等の目的で口座を売買する犯罪が増えており、銀行も厳しく取り締まりを行っています。

そのため、必ず「事業内容を確認できる書類」は整える必要があります。

STEP
Web面談を行う

必要書類の提出後、Web面談の予約をし、面談に臨みます。

面談の予約は時期により込み合いますので、早めに申し込むのがおすすめです。

法人口座開設のWeb面談では、一般的に以下のような項目が確認されます。

  • 会社設立の目的・会社の事業内容
  • 法人口座開設の目的
  • 会社がどのような活動をしていくのかの事業計画
  • 法人の株主などの関係者について

重要なのは、「犯罪目的ではない」「ちゃんと事業実態がある」「反社会的勢力との関係は一切ない」というアピールをすることです。

銀行としては預金を集めたいので落とすような審査はしませんが、犯罪者等は絶対に審査で落とすことが求められています。

そのため、素直に回答すれば基本的に落とされることは無いですが、スムーズな審査のために、面談の事前準備しておくのが良いでしょう。

STEP
全ての手続きが完了したらサービス利用が可能となる

必要書類の提出・面談を終えたら、審査結果が届きます。

審査通過していれば、法人口座のサービスを利用することができます。

以上で、Trunkの法人口座開設の手続きは完了です。


Trunkの運営会社概要

サービス名称Trunk(トランク)
運営会社株式会社三井住友銀行
代表者代表取締役頭取 福留 朗裕
設立日1996年6月6日
資本金17,709億円
事業内容預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託および登録業務、金融先物取引等の受託業務、証券投資信託の窓口販売業務等
本店所在地〒100-0005
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
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