仮想通貨取引におすすめの法人口座6選&厳選2社【法人化のメリットも解説】

仮想通貨取引におすすめの法人口座

個人で仮想通貨取引をしていると、所得税法の雑所得として最大45%(住民税込みだと55%)課税されます。

一方、法人税だと累進課税ではない(比例課税)ため、「仮想通貨で得た利益」でも「事業で得た利益」でも税率は変わらず、法人住民税等込みでも約30%で頭打ちになります。

このように法人化によって税率を抑えられる一方で、法人化のコストや手続きの煩雑さといった注意点やデメリットも存在します。

また、税制改正に伴い、主要な暗号資産取引所では法人向けに「期末時価評価課税の適用除外サービス」の申込受付を開始しています。

これにより、法人が仮想通貨を長期保有しやすくなりました。

そこで本記事では、法人化のメリット・デメリットを紹介しつつ、仮想通貨取引でおすすめの法人口座も紹介します。

法人化のメリット法人化のデメリット
税率が下がる
節税手段が増える
レバレッジを高くできる
会社設立に手間やコストがかかる
会社の維持にコストがかかる
仮想通貨の法人口座の審査が厳しい
執筆者情報

1988年生まれ
公認会計士税理士

前職は監査法人・上場会社の経理財務部で勤務し、現在は会社経営者として会社設立支援などをしています。
前職ではオーナー企業が保有する仮想通貨の会計処理・税務上の取扱いを検討した経験があります。


目次

仮想通過の法人口座開設おすすめ厳選2社

仮想通貨取引におすすめの法人口座は、次の2社です。

GMOコインコインチェック(Coincheck)
総合評価
( 9.5点 )

( 9.5点 )
口コミ
( 10/10 )

( 10/10 )
開設スピード最短即日最短翌営業日
期末時価評価課税の適用除外サービス
(適用条件:1銘柄あたりの残高)
あり
100万円以上
あり
(1,000万円以上)
取引の種類現物取引
レバレッジ取引
現物取引
取扱い銘柄数2730
レバレッジ2~10倍なし
スプレッド(販売所)約5%0.1~5%
スプレッド(取引所)-0.01~0.1%0~0.1%
BITは無料
入金手数料(円)無料
出金手数料(円)無料
(2,000万円以上で400円)
一律407円
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)無料0.0005 BTC
口座開設数実績65万口座207万
預り資産実績2,613億円7,500億円
サポート体制チャット・FAQが充実電話サポートあり
公式サイト公式HP公式HP

(更新時点の情報に基づく)

特に暗号資産の分野は法規制や税制が複雑であるため、法人化やオーナー企業の資産形成では、情報提供などのサポート体制や実績が重要です。

この点、上記の2社はサポート体制預り資産などの実績に優れており、仮想通貨取引でおすすめできる会社です。

もちろん、金融庁の認可を受け、日本暗号資産取引業協会の会員であるため、健全・安全な会社です。

仮想通過の法人口座開設おすすめ6社

仮想通過取引におすすめの法人口座は、次のとおりです。

以下、それぞれ解説します。

GMOコイン

GMOコインは、仮想通貨に関連する多様なサービスを提供しているため、法人化した際に取引戦略の幅を広げることが可能です。

現物取引にほかにレバレッジ取引に対応しており、法人であれば銘柄により最大約10倍のレバレッジをかけることができます。

さらに、取引手数料が全般的に他社より低く設定されているため、取引回数が多くなる場合は手数料が安いGMOコインを利用するのがおすすめです。

また、GMOグループは銀行・証券会社などの金融サービスを提供しているノウハウから、セキュリティ面は業界でもトップクラスといえ、法人でも安心して利用することができます。

ただし、セキュリティ面が良すぎる反面、スマホの操作性(認証画面が多い)は少し不便さを感じるかもしれません。

基本情報

総合評価( 9.5点 )
口コミ( 10/10 )
開設スピード最短即日
期末時価評価課税の適用除外サービスあり(暗号資産100万円以上)
取引の種類現物取引
レバレッジ取引
取扱い銘柄数27
レバレッジ2倍~10倍
販売所手数料無料
スプレッド(販売所)約5%
スプレッド(取引所)-0.01~0.1%
入金手数料(円)無料
出金手数料(円)無料
(2,000万円以上で400円
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)無料
口座開設・維持費用無料
外部ウォレットへの送金可能
取引履歴・レポート機能あり
口座開設数65万口座
預り資産2,613億円
サポート体制問い合わせフォーム
メール
チャット
FAQ
その他提供サービス暗号資産FX
つみたて暗号資産
貸暗号資産(ベーシック/プレミアム)
ステーキング
IEO
外国為替FX

GMOコインの口コミ

評価GMOコインの口コミ
他社に比べて手数料が安く、GMOグループということもあってシステムが安定して大きなトラブルがない印象です。
暗号資産の種類が豊富で、それぞれの暗号資産の項目が見やすかった。
案内が分かりやすく、口座開設がスムーズにできた。
画面がシンプルで見やすく、操作しやすかったです。
取引開始から手続完了までに何度も認証作業を行う必要があった。

コインチェック(Coincheck)

コインチェックは、初心者でも簡単に利用できる使いやすいインターフェースが特徴です。

また、法人専用の顧客窓口が用意されており、企業担当者が暗号資産やNFTの売買であったり、基本的な会計処理のサポートも行っています。

法人向け口座の開設もシンプルで、規模が大きく取扱銘柄数などの一通りのサービスは揃っているため、迷ったらコインチェックを選んでおけば困ることはないでしょう。

なお、2018年にハッキング事件がありましたが、利用者にも日本円での返金で補償がされており、金融庁-関東財務局の業務改善命令を経てセキュリティ面が強化されています。

そのため、コインチェックはセキュリティ面や補償面でも安心して利用できる会社です。

基本情報

総合評価( 9.5点 )
口コミ( 10/10 )
開設スピード最短翌営業日
期末時価評価課税の適用除外サービスあり(BTC,ETH,XRPで、1銘柄あたり1,000万円以上)
取引の種類現物取引のみ
取扱い銘柄数30
レバレッジなし
販売所手数料無料
スプレッド(販売所)0.1~5%程度
スプレッド(取引所)0~0.1%程度
(BITは無料)
入金手数料(円)無料
出金手数料(円)一律407円
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)0.0005 BTC
口座開設・維持費用無料
外部ウォレットへの送金可能
取引履歴・レポート機能あり
口座開設数207万
預り資産7,500億円
サポート体制電話・メール・チャット・FAQ
その他提供サービスCoincheck NFT
Coincheck貸暗号資産サービス
Coincheckつみたて
Coincheckでんき
Coincheckガス
Coincheck IEO
Coincheck INO
Sharely

コインチェックの口コミ

評価コインチェックの口コミ
積立購入や都度購入、レンディングなど、さまざまな取引方法やサービスがあって便利。
取り扱い通貨が豊富で、コインチェックだけで十分な安心感があります。
操作が直感的に使える点が魅力です。積立を行う際に、銀行から自動入金できる機能が他にはないためコインチェックを使っています。
アプリが使いやすく、初心者でも簡単に取引が可能です。
内容次第ですが、サポートデスクへの問い合わせの返信が遅く感じました。FAQも少し見づらかったです。
チャートやデータが見づらく、日々の損益が把握しづらかったです。

ビットフライヤー(bitFlyer)

ビットフライヤーは、日本でも最大級の取引規模を誇る暗号資産取引所です。

取扱銘柄数は暗号資産取引所の中でも多い36銘柄であり、法人だとレバレッジ取引で最大約10倍のレバレッジをかけることも可能です。

また、預り資産や利用者が多く、流動性が高いのが特徴です。

ただし、取引手数料がやや高めに設定されている点がネックです。

流動性

株取引と同じく、流動性が高いと仮想通貨の売買が成立しやすく、市場参加者も多いため価格が安定しやすいです。

例えば、流動性が低いと中々取引が成立しなかったり、影響力のある1人の市場参加者の動向で価格が乱高下するリスクがあります。

基本情報

総合評価( 9.0点 )
口コミ( 9/10 )
開設スピード最短即日
期末時価評価課税の適用除外サービスあり
取引の種類現物取引
レバレッジ取引
取扱い銘柄数36
レバレッジ2~10倍
販売所手数料無料
スプレッド(販売所)約6%
スプレッド(取引所)0.01 ~ 0.15%
入金手数料(円)330円
出金手数料(円)220円~770円
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)0.0004 BTC
口座開設・維持費用無料
外部ウォレットへの送金可能
取引履歴・レポート機能あり
口座開設数非公開
預り資産7,000億円
サポート体制お問い合わせフォーム
電話
FAQ
その他提供サービスbitFlyer Lightning
bitFlyer かんたん積立

ビットフライヤーの口コミ

評価ビットフライヤーの口コミ
日本で取引ができる取引所が少ない中、取引できることに安心感がありました。
売却後、即日に入金される。
最大手であるため、サービスやセキュリティ面で安心して利用できました。
日本円の出金手数料が高い。
トラベルルールの違いにより、国内の他の暗号資産口座からの送金ができないことが多い。

SBI VCトレード

SBI VCトレードは、SBI証券や住信SBIネット銀行などで有名なSBIグループが運営する暗号資産取引所です。

そのため、安全性・信頼性の点では暗号資産取引所の中でも高いと評判です。

また、取引手数料が全体的に安く設定されており、とにかく取引コストを抑えたい場合、SBI VCトレードがおすすめできます。

ただし、仮想通貨の取扱銘柄数は他の取引所より少ないため、多様な仮想通貨を取引したい人にとっては不向きです。

基本情報

総合評価( 9.0点 )
口コミ( 9/10 )
開設スピード当日~1週間
期末時価評価課税の適用除外サービスあり(暗号資産1,000万円以上)
取引の種類現物取引
レバレッジ取引
取扱い銘柄数23
レバレッジ2倍~10倍
販売所手数料無料
スプレッド(販売所)約4%
スプレッド(取引所)-0.01%~0.05%
入金手数料(円)無料
出金手数料(円)無料
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)無料
口座開設・維持費用無料
外部ウォレットへの送金可能
取引履歴・レポート機能あり
口座開設数非公開
預り資産1,000億円
サポート体制チャットボット(24時間対応)
有人チャット
お問い合わせフォーム
FAQ
電話(予約制)
その他提供サービス貸コイン
積立
ステーキング
SBI Web3ウォレット
SBIVC for Prime

SBI VCトレードの口コミ

評価SBI VCトレードの口コミ
住信SBIネット銀行を利用すると、日本円送金側の銀行手数料がかからない点が魅力的。
手数料が他の暗号資産取引所より一番安かった。
SBI系列の銀行や証券を利用しているため、連携や信頼性の面で安心できる。
取り扱い通貨がまだ少なく、暗号資産の取扱銘柄をもっと充実させてほしい。
セキュリティがしっかりしている一方で、セキュリティが厳しすぎて使い勝手が悪く操作が煩雑。

ビットバンク(bitbank)

ビットバンクは、取り扱っている仮想通貨の種類が38銘柄と豊富な暗号資産取引所です。

また、アプリが使いやすく、チャートの視認性が良く、高機能な分析ツールが提供されており、専門的な取引を行うトレーダーにも人気です。

ただし、サポート体制はFAQの種類が少なく、お問い合わせフォームのみの対応となるため、他社と比較すると少し弱い面があります。

基本情報

総合評価( 8.5点 )
口コミ( 7/10 )
開設スピード即日~1週間
期末時価評価課税の適用除外サービスあり
取引の種類現物取引のみ
取扱い銘柄数38
レバレッジなし
販売所手数料無料
スプレッド(販売所)約5%
スプレッド(取引所)-0.02%~0.12%
入金手数料(円)無料
出金手数料(円)550円~770円
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)0.0006 BTC
口座開設・維持費用無料
外部ウォレットへの送金可能
取引履歴・レポート機能あり
口座開設数約69万
預り資産3,838億円
サポート体制お問い合わせフォーム
FAQ
その他提供サービス暗号資産を貸して増やす

ビットバンクの口コミ

評価ビットバンクの口コミ
販売所だけでなく、取引所で扱うコインの種類が多いのが良かった。
アプリが使いやすく、チャートが見やすい上に、取り扱っている暗号通貨の種類が豊富で満足しています。
アカウントがロックされ、解除のために書類を提出したものの反応なし。催促しても何の反応もなく、大事な取引チャンスを逃しました。
サポートが使いにくく、何か問題があっても全く対応してくれなかった。信頼できる有名な会社を利用すべきです。
10,000円入金で1,000円もらえるキャンペーンに惹かれて口座を開設しましたが、エントリーボタンを押さないと入金がキャンペーン対象外になった。

ビットポイント(BITPOINT)

ビットポイントは、アルトコインの取扱数に定評がある暗号資産取引所です。

また、スプレッドの幅が広い(高い)ですが、それ以外の手数料がほぼ無料である点はポイントです。

ステーキングやレンティングにも対応しているため、手数料を抑えて仮想通貨で資産形成や資産運用をしたい人には、ビットポイントはおすすめできます。

ただし、知名度が日本国内では低く取引量が少ない(流動性が低い)ため、積極的に売買取引をしたい人にはおすすめできません。

アルトコイン

オルタナティブコイン(Alternative Coin)の略で、ビットコイン以外の仮想通貨です。ビットコインが原初の仮想通貨であるため、それ以外の仮想通貨はまとめてアルトコインと呼ばれます。

基本情報

総合評価( 7.5点 )
口コミ( 8/10 )
開設スピード最短翌営業日
期末時価評価課税の適用除外サービスあり(暗号資産3,000万円以上の保有)
取引の種類現物取引のみ
取扱い銘柄数25
レバレッジなし
販売所手数料無料
スプレッド(販売所)約6%
スプレッド(取引所)非公開
入金手数料(円)無料
出金手数料(円)330円(月1回無料
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)無料
口座開設・維持費用無料
外部ウォレットへの送金可能
取引履歴・レポート機能あり
口座開設数非公開
預り資産1,000億円
サポート体制お問い合わせフォーム
FAQ
その他提供サービスつみたて
貸して増やす
ステーキング
ラップ&デリゲート

ビットポイントの口コミ

評価ビットポイントの口コミ
アルトコインの取り扱いが豊富で、ここでしか取引できない通貨がある。
他社では取り扱っていない仮想通貨がある。
知名度が低く、取引量が少ないこと。
口座がロックされ、解除までに数日がかかった。
サイトの使い勝手があまり良くない

仮想通貨の法人口座開設(法人化)のメリット

仮想通貨取引の法人口座開設(法人化)のメリットは、次のとおりです。

法人口座開設(法人化)のメリット

以下、それぞれ解説します。

税率が下がる

個人所得税だと仮想通貨の利益は雑所得(国税庁HP)として累進課税で最大45%かかり、住民税と合わせると利益の約55%が税金として徴収されます。

一方、法人は「法人税・住民税・事業税」などで約30%の実効税率であり、ざっくり利益が900万円を超えたら法人化した方が税率を低くできます。

ただし、役員報酬に所得税・社会保険料が掛かってくるため注意が必要です。

節税手段が増える

副業や個人事業よりも、法人化すると経費として認められる範囲が広くなります。

また、個人では他の所得と損益通算ができませんが、法人であれば他の事業と損益通算が可能です。

そのため、法人の利益を圧縮して税率を下げるといった施策が個人より打てる可能性が高くなります。

レバレッジを高くできる

レバレッジ取引は、個人だと最大2倍までです。

一方、法人だと日本暗号資産取引業協会の暗号資産リスク想定比率が適用されるため、個人よりレバレッジをかけることが可能です

レバレッジの倍数は仮想通貨の種類によって異なりますが、仮想通貨の王様であるBTCは一般的に安全性が高いため、約10倍までレバレッジをかけることができます。

(参考:金融庁「仮想通貨に関連する制度整備について」)

仮想通貨の法人口座開設(法人化)のデメリット

仮想通貨取引の法人口座開設(法人化)のデメリットは、次のとおりです。

以下、それぞれ解説します。

会社設立に手間やコストがかかる

法人化するには会社を作らなければならず、手間とコストがかかります。

私も自分で会社を作りましたが、定款の作成、公証人役場での認証、登記書類の作成・登記などの手間がかかります。

また、費用も定款認証費用(5万円)登録免許税(資本金の0.7%)、印鑑作成(約1万円)、司法書士報酬(10万円前後)など、トータル20万円~30万円かかります。

会社の維持にコストがかかる

法人化すると会計ソフトで帳簿を付けて税務申告をしたり、社会保険・年金の手続きや税務署への届出が必要になります。

「日々の経理」「年金・社会保険料の計算・支払」「税金の支払」など、通常個人でいきなり対応することは難しいため、税理士事務所へ依頼することになると思います。

そのため、ざっくり1年で約30~60万円程度が固定費としてかかってしまいます。

仮想通貨の法人口座の審査が厳しい

仮想通貨の法人口座開設は、個人より厳しくなる傾向があります。

なぜなら、金融機関は国のルールにより、マネーロンダリングにかかる対策で審査を厳しくしなければならないからです。

そのため、仮想通貨の口座開設に関しても、厳しく審査されることになります。

したがって、「会社の事業目的が明確でない」「審査書類と会社実態がかけ離れている」など審査提出する書類に不備があると、会社設立の背景や会社実態に疑問を持たれて審査落ちする可能性があります。

この点、会社設立時から司法書士や税理士に相談して書類を整備することで、審査落ちリスクを下げる対応が考えられます。

(参考:警察庁「マネー・ロンダリング対策の沿革」、金融庁「金融機関におけるマネロン・テロ資金供与・拡散金融対策について」)

仮想通貨の法人口座開設にかかる、よくある疑問・回答

仮想通貨の法人口座開設にかかる、よくある疑問・回答をまとめました。


仮想通貨の法人口座のデメリットは?

仮想通貨の法人口座のデメリットは、次のとおりです。

  • 会社設立に手間やコストがかかる
  • 会社の維持にコストがかかる
  • 仮想通貨の法人口座の審査が厳しい

詳細は先述のとおりであり、会社設立・維持はコストがかかるため、法人化で計画している利益がざっくり900万円を超えないとデメリットの方が大きくなります。

また、法人化を進める場合は、専門家に相談しながら進めることを強くおすすめします。

仮想通貨の法人口座を作るのに必要な書類は?

仮想通貨の法人口座を作るのに必要な書類は、次のとおりです。

  • 登記簿(履歴事項全部証明書)
  • 定款
  • 法人の印鑑登録証明書
  • 代表者の本人確認書類
  • 法人番号指定通知書
  • 納税証明書
  • 社会保険料の領収書
  • 公共料金の領収書
  • 事業内容が確認できる資料

概ね、どこの暗号資産取引所でも上記書類の提出を求められます。

なお、暗号資産取引所により提出書類が異なることがあります。

ビットフライヤーで法人口座を作るメリットは?

ビットフライヤーで法人口座を作るメリットは、レバレッジ取引で最大約10倍のレバレッジをかけることができる点です。

また、「期末時価評価課税の適用除外サービス」に申込をすれば、長期保有する仮想通貨の評価益に課税されなくなります。

(ただし、暗号資産取引所で扱っている銘柄に限り、かつ、1年間は評価益の対象外とする仮想通貨がロックがされます。)

仮想通貨は個人から法人へ貸付できる?

仮想通貨は個人から法人へ貸付可能です。

個人でも仮想通貨を貸し出すサービス(レンティング)を提供している暗号資産取引所があります。

それと同様に、例えば「個人」と「個人が設立した法人」の間でも仮想通貨を(相対取引として)貸付することは可能です。

ただし、「法的リスク(権利責任関係)の整理」「消費貸借契約書の作成」「税務上の取扱い整理」など、論点を整理しないと思わぬ事故に繋がる可能性があります。

そのため、仮想通貨を相対取引で貸付する際は、弁護士と税理士に相談しながら進めることをおすすめします。

(参考:国税庁「暗号資産等に関する税務上の取り扱いについて 3-1-7」)


【比較表】仮想通貨取引におすすめの法人口座2社

GMOコインコインチェック(Coincheck)
総合評価
( 9.5点 )

( 9.5点 )
口コミ
( 10/10 )

( 10/10 )
開設スピード最短即日最短翌営業日
期末時価評価課税の適用除外サービス
(適用条件:1銘柄あたりの残高)
あり
100万円以上
あり
(1,000万円以上)
取引の種類現物取引
レバレッジ取引
現物取引
取扱い銘柄数2730
レバレッジ2~10倍なし
スプレッド(販売所)約5%0.1~5%
スプレッド(取引所)-0.01~0.1%0~0.1%
BITは無料
入金手数料(円)無料
出金手数料(円)無料
(2,000万円以上で400円)
一律407円
入金手数料(暗号資産)無料
出金手数料(暗号資産)無料0.0005 BTC
口座開設数実績65万口座207万
預り資産実績2,613億円7,500億円
サポート体制チャット・FAQが充実電話サポートあり
公式サイト公式HP公式HP
目次